桜スティックでウイスキーをお家で後熟!イチローズモルト&グレーンの華麗なる変身やいかに?
今回も、私の大好きなウィスキーを楽しんでいきたいと思います。
イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル。
ふわっとした丸みのある味わいで、かすかに塩味が効いてます。丁寧で繊細な仕事をされた味です。まろやかなので飲みやすいです。
さて。今回のこいつをどう楽しむのか。
ジャパニーズウイスキーなので、あえての「日本を感じる一杯」で楽しんでみようと思います。
日本は気候上、四季がありますよね。
そして、それぞれの季節の楽しみ方を見つけるのが上手な日本人。
そういう私たちの性格も、四季をよりはっきりさせる要因の一つかもしれません。
一つ一つの季節を、ジャパニーズウイスキーを使った一杯のグラスに表現できれば面白いですよね。
ということで、この記事では春!
春を感じる一杯をご紹介します!
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目次
日本の春といえば
春といえば、なんでしょうかね。
入学式と卒業式。
花粉症。
新生活。
桜。
母の日。
山菜。
ゴールデンウィーク。
などなどなど…。
色々ありますが、私が一杯のグラスに表現したいのは、「桜」。
(ベタすぎるかもだけど、花粉症とかだったらいやでしょw?)
早速一杯のグラスに桜を!
桜とウイスキー
そこのあなた。
桜の花びらを浮かべるとか、ウイスキーと一緒に桜餅を食べるとか、ウイスキーに桜茶を入れるとか、
ベッタベタのどうせそんなことだろうとか思ってないですよね?
いやいやいやいや。違うんですよ!
発表しますよ!
その名も
桜スティック
(各自、脳内でドラ〇もんの効果音をお願いします)
熟成樽での熟成を自宅で疑似体験しようというもので、誰でも簡単に家でお酒の熟成が楽しめるアイテムなんです。
商品説明のところには、「酒の中に桜舞う 旨味が広がる 春の香り」とあります!
ウイスキーは内側を焦がした樽に入れて熟成させたものを瓶詰して売られているわけなんですが、
樽の素材となる木は色々で、当然木が違えば木によってウイスキーに移る風味が異なってきます。
そしてさらに樽で熟成させた後に、焦がした板を樽の中に入れて後熟させるという手の込んだ製法をとっているウイスキーもあります。
メーカーズの46とかがそうです。
このスティックは、焼き付けがしてある木片をお酒に入れてやることでお家で後熟させるということなんですね。
そして桜スティックの木材は桜の木!
嘘偽りなしのストレートでいいじゃないですか!
こうなってくると早く試したくなるのが人の常。
さくっとやっちゃいましょー。
桜スティックの実物は
購入した桜スティックは2本でセットになっていました。2本を並べると焼き付けた模様がつながっています。
それから、使い方が書いてあるカードも入っていました。親切でいいですね!
木の香りと、模様を焼き付けてあるところからか分かりませんがちょっと焦げたような香ばしい香りがします。
おいしそうな香り、ではないですね。
予想はしていましたが、桜餅みたいな香りは一切しません。
ちょっとクセのある香りです。スパイシーというか独特なお香みたいというか…。
説明を読むと、一度スティックを水洗いして、完全に乾いてから使うように、とのことなので、ちゃんと水洗いしました。
濡れてる状態だと、この香りがすごく強くなりました。
この香りはウイスキーに移るのかなぁ…どうなんだろう。
早くウイスキーに入れたいんですが、完全に乾くまでは入れられません。
乾いたら速攻で入れやりますよ!
やっとのことで実践!
念には念をいれて、乾くまで3日間待ちました。(凡ミスとかで失敗したくないので、こういうところは慎重にいきますw)
いやーやっとです。というか、ここでこのスティックを入れたからといってすぐに飲めるわけではないんですけどね…。はぅ。
スティックを入れた直後。
上の蓋の部分が写真だと上手く映ってないですが、ちゃんと密閉できるビンです。
比較のために同じビンにスティックを入れずにイチローズモルト&グレーンだけを入れたものも用意しました。
ウイスキーの量がちょっと違うのはご愛敬。量が一緒になるように注ぎたかったんですが、あんまり上手に出来なかったです。てへ。
この二つのビンを並べて冷蔵庫に入れて変化を見ていきたいと思います。
3日目
ウイスキーの色にはあまり変化は見られません。スティックはウイスキーが染みて色が変わってますね。
スティックに含まれてた空気が泡となって沢山出てきてますね。
7日目
スティックを入れて丁度一週間経ちました。
3日目の時と変わらないじゃんって言われそうですが、よぉおおおく見てください。
スティックの色が濃くなってます。そしてウイスキーが前より浸透しているのか、3日目よりは下に沈んでますね。
そして、スティックを入れたウイスキー自体も色が濃くなってますね。
なってますよね?色濃くなってますよね?ね?(賛同を強制していくスタイル)
まだこの容器の蓋を開けたことがないので香りはどうなってるのか気になりますが、それは飲む時まで取っておきましょう。
想像しながら待つのも余計に楽しみを増幅してくれるので良き。
10日目
ついに10日目です。
パッと見でも割と色の違いが分かるようになりました。
そろそろいいんじゃないでしょうか?
どんな風に変わったのか、香りに違いはあるのか、味はどのくらい違うのか…。
飲んでみようと思います。
ついに飲む時がやってきた!!
写真右のグラスが10日間スティックを入れておいたほうです。ロックです。
色はロックにするとちょっと分かりにくくなりましたが、まぁそこはいいでしょう。色で美味しさが決まるわけではないので。
最初に香りをチェックしましたが、思ったほど香りに違いは出なかったです。少しだけ、スティックを入れた方が、なんとなく木の香りがするようなしないような。
さて、問題の味ですが。
まずはロックで
まずはロックで飲みくらべてみました。
オリジナル(スティックを入れてない方)をまず飲んでから、スティックを入れた方を飲みました。
違いは歴然!
味に厚みが出て、濃厚になっていました。
アルコールのビリっとした感じがなくなり、飲み口がまろやかです。
まろやかさが出てきてその分かすかに感じられる塩味がオリジナルより引き立っています。
口に含んだ時にはレーズンのような香りが鼻に抜けます。
あまり桜の木のボタニカルな感じは出ていません。
完全に美味しくなってました。
同じウイスキーを飲んでるとは思えないです。
オリジナルとスティックを入れた方を比べると1,000円位の差があるウイスキーといった感じです。(もちろんスティックを入れた方が高いヤツよ)
お次はストレートで
次はストレートにして、ウイスキーを開かせるために、お水を2,3滴だけ入れて飲んでみました。
これもまた、違いは歴然だったのですが…。
おもしろかったのは、ストレートにお水を2,3滴入れると、ロックとは違い、桜の木のウッディな香りが余韻でものすごく香りました。
ロックだと全然ウッディな香りがしなかったのに不思議です。
味はロックの方が好みでした。
ちなみに、肝心のスティックは、入れる前はあんなに木の独特な香りがしていたのに、ウイスキーに漬けておいたのを引っ張り出すとまったくその匂いがしなくなっていました。
ストレートで感じられたウッディな香りは、入れる前のスティックの香りとはまた違う香りなので、これもまた不思議です。
結果として
ただ入れておくだけでウイスキーを+1,000円の味にしてくれるのはありがたいですね。
時間はかかりますが、手間はかからないので楽ちんですし。
スティックを入れれば、確実により美味しくなるのでオススメです。
あえて安いウイスキーを買ってきて試すのも面白いかもしれません。
今日も最後までありがとうございました。
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