【簡単】紅茶ハイボールの美味しい作り方|おすすめのウイスキー&紅茶

美味しいハイボール

ハイボール娘
ハイボール娘

今回は、ウイスキーの新しい楽しみ方として「紅茶ハイボール(ウイスティー)」が、静かなブームになっています。驚くほど簡単に作れるのに、ウイスキーと紅茶の香りが絶妙にマッチし、いつものハイボールとは一味違う、爽やかで奥深い味わいが楽しめる作り方をご紹介!

■紅茶ハイボール・ウイスティーの魅力って何?

最近よく耳にする「紅茶ハイボール」や「ウイスティー」似ているようで少し違う、これらの言葉の意味と、魅力をご紹介します。

「紅茶ハイボール」は主に「ウイスキー + 紅茶 + 炭酸水」で作る、爽快感のあるカクテルを指すことが多いです。

「ウイスティー(Whistea)」は、サントリーなどが提唱する、より広義の「ウイスキーの紅茶割り」を指す言葉です。こちらには炭酸を使わない「ウイスキー + 紅茶」というシンプルなスタイルも含まれます。

①味わいの絶妙なバランス

ウイスキーが持つスモーキーさやバニラのような甘みと、紅茶の華やかな香りや心地よい渋み。これら二つの個性がぶつかることなく互いを引き立て合い、驚くほど調和のとれた味わいを生み出します。特に、柑橘系のベルガモットが香るアールグレイとの組み合わせは、爽やかさが際立ち、定番の相性として知られています。

②驚くほどの手軽さ

基本はウイスキーと紅茶を混ぜるだけ。市販のペットボトル紅茶や、カルディなどで人気の濃縮タイプのリキッドティーを使えば、思い立ったその瞬間に、誰でも失敗せずに作ることができます。

③無限のカスタマイズ性

甘さを加えたい時ははちみつやシロップを、フルーティーにしたい時はオレンジやレモン。使うウイスキーや紅茶の種類を変えるだけでも、味わいは無限に変化します。この「自分だけの最高の一杯」を追求できる要素が、多くの人に好まれています。

④シーンを選ばない万能性

暑い日には氷をたっぷり入れた「アイス・ウイスティー」で喉を潤し、肌寒い夜には心と体を温める「ホット・ウイスティー」でリラックスする。このように、季節やその日の気分に合わせてスタイルを変えられるのも大きな魅力です。

 

■「紅茶ハイボール」黄金比レシピ

①準備する材料と道具

材料
ウイスキー、無糖紅茶、炭酸水、氷

道具
グラス(できれば薄手のハイボールグラス)、マドラー

②覚えておきたい「黄金比」

美味しいハイボールの基本比率は「ウイスキー1:炭酸水3〜4」と言われています 。これをベースに、紅茶の風味を加えた際のバランスの良い比率をご紹介します。

紅茶ハイボール(炭酸あり)の黄金比
ウイスキー 30ml : 無糖紅茶 30ml : 炭酸水 90ml

これはアサヒビールが推奨するレシピを参考にした、ウイスキーのコク、紅茶の香り、炭酸の爽快感のバランスが取れた比率です。

ウイスティー(炭酸なし)の黄金比
ウイスキー 1 : 紅茶 4

炭酸を使わず、ウイスキーと紅茶の味わいをじっくり楽しみたい場合は、この比率が基本となります。

ただし、ウイスキーの風味を強く感じたいならウイスキーを少し多めに、紅茶の香りを主役にしたいなら紅茶の比率を上げるなど、ぜひ自分だけの黄金比を見つけるプロセスも楽しんでください。

 

■ウイスキーの選び方

①万能なブレンデッドウイスキー

紅茶の繊細な香りを活かすなら、ウイスキー自体の個性が強すぎない、まろやかでバランスの取れたブレンデッドウイスキーが最適です。価格も手頃なものが多く、初心者が最初に試す一本として間違いありません。

おすすめ銘柄
ブラックニッカクリア、デュワーズホワイト、カナディアンクラブなど





②香ばしいバーボンウイスキー

トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーは、バニラやキャラメルのような甘い香りが特徴です。この甘みが紅茶、特にミルクティー系のアレンジと素晴らしい相性を見せます。

おすすめ銘柄
ジムビーム、メーカーズマークなど



③フルーティーなジャパニーズ等

より上質で洗練されたウイスティー体験を求めるなら、華やかでフルーティーな香りのウイスキーがおすすめです。紅茶の上品な香りと調和し、複雑で奥行きのある一杯を演出します。

おすすめ銘柄
ティーリング、ブッシュミルズ、イチローズ モルト&グレーンなど





■茶葉の選び方

①市販のペットボトル / 濃縮タイプ

何よりも手軽さを重視するなら、スーパーやコンビニで手に入るペットボトル紅茶や、カルディなどで人気の濃縮タイプが便利です。思い立ったらすぐに作れるのが最大のメリットです。

おすすめ商品
リプトン、午後の紅茶、カルディ GSブラックティー





②香りで選ぶティーバッグ

紅茶漬けウイスキーを作る際や、手軽に本格的な香りを楽しみたい場合に最適です。アールグレイやダージリンなど、様々なフレーバーを手軽に試せます。

おすすめブランド
トワイニング、日東紅茶



③茶葉から淹れる

香りの立ち方や味わいの深さは、やはり茶葉から丁寧に淹れた紅茶が格別です。特にダージリンの中でも夏摘みの「セカンドフラッシュ」は、豊かな風味とコクがあり、ウイスキーとの相性も抜群です。少し手間をかけることで、他では味わえない特別な一杯が完成します。

 

④茶葉別ハイボール味わい早見表

アールグレイやダージリンといった定番以外にも、ウイスキーと素晴らしい相性を見せる茶葉は数多く存在します。ここでは、さらに一歩踏み込んで、個性豊かな10種類の茶葉をピックアップ。それぞれの味わいや香りの特徴、そしてどんな気分の時におすすめかを探っていきましょう。

茶葉の種類味わい香りこんな人におすすめ
アッサム濃厚なコクと深い甘み。
ミルクティーにするとよりまろやかに。
麦芽のような甘く芳醇な香り。しっかりとした飲みごたえを求める人。
ミルクティーカクテル好き。
セイロンクセがなく、すっきりとした飲み口。
渋みが穏やかでバランスが良い。
爽やかでクセのない軽やかな香り。ウイスキー本来の風味も楽しみたい人。
どんな食事にも合わせたい人。
ラプサンスーチョン正露丸にも例えられる、
強烈で個性的なスモーキーフレーバー。
松の葉で燻した、独特で力強い燻製の香り。個性的な一杯を求める冒険家。
アイラウイスキーなど燻製香が好きな人。
ピーチティーみずみずしい桃の甘さが広がる、
ジュースのような味わい。
華やかで甘い桃の香り。甘いカクテルが好きな人。ウイスキー初心者。
デザート感覚で楽しみたい人。
マスカットティー爽やかなマスカットの甘酸っぱさが特徴。
後味はすっきり。
上品で華やかなマスカットの香り。フルーティーなカクテルが好きな人。
見た目もおしゃれに楽しみたい人。
カモミールティーりんごに似た、ほんのり甘く優しい味わい。甘く、心を落ち着かせるような柔らかなハーブの香り。就寝前など、リラックスタイムを過ごしたい人。
優しい味わいに癒されたい人。
ミントティー清涼感あふれる爽快な味わい。
キリッとした後味が特徴。
スーッとするミントのクリアで清々しい香り。気分をリフレッシュしたい時。
暑い夏の日にスカッとしたい人。
緑茶(煎茶)繊細な渋みと旨味のバランスが絶妙。
さっぱりとした飲み口。
清々しく、若葉のような爽やかな香り。和食と一緒に楽しみたい人。
甘くない、すっきりとしたお茶割りが好きな人。
ほうじ茶苦みや渋みが少なく、香ばしさが際立つ。
後味はさっぱり。
焙煎によるスモーキーで落ち着いた、
どこか懐かしい香り。
和のテイストを楽しみたい人。
食後にリラックスしたい人。
ウーロン茶発酵による独特の華やかさと、
すっきりとした後味。
フローラルのような甘く華やかな香り。中華料理など、少し脂っこい食事と合わせたい人。
いつものウーロンハイを格上げしたい人。














■アレンジレシピ10選

紅茶ハイボールの真の魅力は、そのアレンジの自由度の高さにあります。基本を押さえたら、次は創造力の翼を広げてみましょう。ここでは、気分やシーンに合わせて選べる、珠玉のアレンジレシピを10種類ご紹介します。

①ハニーウイスティー

ウイスキーと紅茶の組み合わせに、はちみつを小さじ1〜2杯加えるだけ。まろやかな甘みが全体を包み込み、ホッとする味わいに。ホットで作るとはちみつが溶けやすく特におすすめです。

②メープルウイスティー

はちみつの代わりにメープルシロップを使えば、香ばしくコクのある甘みが楽しめます。バーボンウイスキーとの相性は格別です。

③オレンジ・ウイスティー

紅茶ハイボールにオレンジスライスを一枚。マドラーで軽く潰しながら飲むと、オレンジのフレッシュな香りが弾け、爽快感がアップします。

④レモンティーハイボール

紅茶とレモンの相性は言わずもがな。フレッシュレモンを軽く絞り入れるだけで、キリッとした酸味が加わり、味わいが引き締まります。

⑤贅沢オレンジジュース割り

紅茶漬けウイスキーを、100%オレンジジュースで割るアレンジ。紅茶の香りとオレンジの酸味・甘みが融合した、まるでフルーツティーのような贅沢なカクテルになります。

⑥ミルクウイスティー

ウイスキーの牛乳割りは「カウボーイ」というカクテル名で知られます。紅茶を加えれば、チャイのようなスパイシーさとは違う、まろやかで優しいミルクティーカクテルに。ホットにするとより一層美味です。

⑦アイリッシュ・ミルクティー

温めたカップに砂糖とアイリッシュウイスキーを入れ、熱い紅茶を注ぎ、最後にきめ細かく泡立てたフォームミルクを乗せれば完成。見た目も美しい本格的な一杯です。

⑧タピオカウイスキーミルクティー

市販のタピオカミルクティーに、お好みのウイスキーを少し加えるだけの簡単アレンジ。もちもちのタピオカとウイスキーの香りが意外なマリアージュを生み出します。

⑨ホットジンジャー・ウイスティー

おろし生姜とシナモンパウダー、牛乳、砂糖でチャイを作り、そこにウイスキーを加えるホットカクテル。スパイスの刺激と香りが体を芯から温めてくれます。

⑩アイリッシュ・アフタヌーン

アイリッシュウイスキーに、アマレット(杏仁のリキュール)とグレナデンリキュール(ザクロのシロップ)を加え、温かい紅茶で割った、複雑で贅沢なホットカクテル。シナモンスティックを添えれば、見た目も香りも豊かになります。

 

■映える!魅力的な写真の撮り方

せっかく美味しい紅茶ハイボールを作ったら、その魅力を写真に収めてシェアしたくなるのが今の時代の楽しみ方です 。ここでは、SNSで「いいね!」が集まる、魅力的な写真の撮り方のコツを伝授します。

光を制する者は写真を制す
飲み物の撮影で最も重要なのは光です。グラスの斜め後ろから光が当たる「半逆光」で撮影すると、液体がキラキラと輝き、立体感が出て一気に美味しそうに見えます。

背景はシンプルに
主役であるグラスを引き立てるため、背景はごちゃごちゃさせず、できるだけシンプルに保ちましょう。

アングルで遊ぶ
いつも同じ角度から撮るのではなく、アングルを変えてみましょう。真上から撮る「俯瞰撮影」は、それだけでおしゃれなカフェのような雰囲気に。また、グラスを持ち上げて空を背景に下から撮ると、爽やかで印象的な写真になります。

シズル感を出す
撮影直前にグラスを冷凍庫で数分冷やすと、表面がうっすらと曇り、冷たさが伝わります。また、霧吹きで水滴をグラスにつけるのも効果的です 。さらに、グラスの後ろに白い名刺や紙を立てかけると、レフ板の代わりになり、グラスの中身が明るく輝いて見えるという簡単な裏技もあります。

 

■まとめ

ウイスキーと紅茶が出会う、自由で奥深い「紅茶ハイボール」の世界。その魅力は伝わりましたでしょうか。

ハイボール娘
ハイボール娘

大切なのは、難しく考えずに、まずは気軽に試してみること。冷蔵庫にあるいつもの紅茶とウイスキーを合わせるだけでも、きっと新しい発見があるはずです。

今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!

 

■よくあるご質問

Q1:カロリーや糖質はどのくらい?

A1:ウイスキーは蒸留酒のため糖質はゼロです。無糖の紅茶と炭酸水で割る限り、カロリーはベースとなるウイスキー分のみ(100mlあたり約237kcal)で、ビールや日本酒などと比較すると低めです。甘いジュースやシロップを加えるとカロリーや糖質は上がりますが、基本的にはダイエット中でも比較的安心して楽しめるお酒と言えるでしょう。

Q2:甘さの調整はどうすればいい?

A2:ガムシロップや角砂糖はもちろん、はちみつやメープルシロップを使うと風味も豊かになります。ホットで作る場合は、溶けやすいはちみつやメープルシロップが特におすすめです。甘味料の種類を変えるだけで、カクテルの表情が大きく変わります。

Q3:ウイスキー以外でも作れる?

A3:もちろんです。麦焼酎や芋焼酎で作る「紅茶割り」も非常に人気があります。また、香りの強いラムやブランデーは紅茶とお互いの香りを引き立て合い、クセのないジンやウォッカは紅茶の風味を邪魔せずすっきりと楽しめます。ぜひ色々なお酒で試してみてください。

Q4:二日酔いになりにくい飲み方は?

A4:アルコールには利尿作用があり、知らず知らずのうちに水分不足になりがちです。ハイボールを飲む際は、同量の水(チェイサー)を一緒に飲むことを心がけましょう。ゆっくりと水分補給をしながら楽しむことが、美味しく健康的なお酒との付き合い方です。