ザ・グレンリベット12yを最も引き立てる水を特定!硬度別に水割りを比較!
今回も、私の大好きなウィスキーを楽しんでいきたいと思います。
ザ・グレンリベット12年。
スコッチです。その中でも華やかなボトルが多いスペイサイドのシングルモルトです。
このウイスキーをの名称の”The”はとても重要なので、落とさずにしっかり書くのを忘れずに!
ウイスキーを初めて飲む人によく勧められることが多い一本ですね。
それは味もそうですが、歴史的背景からこのウイスキーが最初の一本としてふさわしいということもあります。
飲みやすい香りと味なので、初めてウイスキーを飲む人も慣れている方も、皆から愛される一本です。
目次
水割りを極めるって?
いつもは大体ソーダ割でウイスキーを飲む私ですが、リベットは、結構濃いめの水割りで飲むのが好きなんです。
本当はストレートで飲みたいのですが、喉が厳しいので、濃いめの水割りです。
そして今日は、普通に水割りにして飲むのではなく、水割りの水にこだわってみようかなと思います。
水割り一つとっても、丁寧に作ると雑に作ったものよりも美味しくできますが、今日は作り方を極めるのではなく、水の種類にこだわってみようと思います。
水割りに使う水は一般的には軟水~中程度の硬水が良いとよく言われています。
なんですが、実際にはどの水がよいのか?
これが今日のテーマです。
今はスーパーに行っても、ネットでも簡単に色んなミネラルウォーターが手に入りますよね。
私は水を買うときにあまり硬度を気にして買ったことはないんですが(大体いつもボルヴィックを無意識に買ってます)、
今回は硬度の種類を色々と揃えて用意してみました。
硬度といっても、それぞれの水に含まれるカリウムやマグネシウムなどの含まれるもやその割合は水によって異なるのですが、それは置いておいて…。
硬度だけに着目してやっていきましょう。
水割りの比較!
比較の仕方
今回は、どの水がリベットの良さを一番活かせる水なのかを見ていきたいと思います。
ウイスキーも水も常温で、かつトゥワイスアップ(ウイスキー:水=1:1)で確かめていくのが良いかなと思います。
用意した水のラインナップ
- 温泉水99 硬度1.7mg
- Volvic 硬度60mg
- 霧島 硬度150mg
- evian 硬度304mg
- Contrex 硬度1468mg
それぞれのお水をWHOの硬度の基準値に照らしてみるとこんな感じです。
この中だと、軟水~中程度の硬水は「温泉水99」と「Volvic」の二種類ですね。
一般的にはこの二種類が良いということになるわけですが、さて実際はどうなんでしょうか?
さっそくやっていきましょう!
それぞれをトゥワイスアップにしていきます
リベットもお水も常温でトゥワイスアップにしたものがこちらです。
見た目だけでも、右の二つの超硬水は、色が濃いですね。
さて、飲んでみると
飲んでみた結果発表!
- Contrex 硬度1468mg
こちらも香りはほとんどしなかったです。
そして、味の方はというと、なんだか苦くなってました。
超硬水ということもあって、舌触りはまとわりつく感じになってはいましたが、
やはり美味しくなかったです。
- evian 硬度304mg
こちらは香りはほとんどしなかったです。
そして、味の方はというと、これもまた嫌な感じにリベットが苦くなっていました。
当然ですけど、味は美味しくはなかったです。
- 温泉水99 硬度1.7mg
香りはこれが一番良かったです。甘くふわっとしたあまい香りがしました。
ただ、味は、リベットを水で薄めちゃって、味も薄まってシャバシャバなリベットになっちゃった、という感じでした。
リベット感も、もはやウイスキー感すらどこかへ行ってしまってました。
- Volvic 硬度60mg
香りは普通でした。
でも味は、これが一番甘みが引き立っていました。リベットの甘みを一番感じられる水でした。
ただ、甘みが突出してしまい、他のリベットの良さがあまり出ておらず…。
というか温泉水99とまではいかないですが、ウイスキー感がない少しシャバシャバな感じが否めません。
- 霧島 硬度150mg
こちらも香りはVolvicと同じで普通です。
が、味が!!
これが一番美味しかったです。
口に含んだときにリベットの香りが口に広がり、
バニラのような甘みだったり、後ろに見え隠れするアルコールのとげとげしさだったり、
ごくっと飲んだときに、スパッと切れ上がる感じも表現されていて、
まさに「リベットの水割り」という感じです。
水割にする意味がある”水割り”でした。
まとめ
ということで、結果は、今回の5本の中では「霧島」が、リベットの水割りには適している!となりましたーーー。
これは私の、考えですが、水割りは加水の延長でなければならないと思うんですよね。
ウイスキーは瓶詰されるときに原酒に加水してから瓶詰されます。
作り手側が一番美味しいと思う、もしくはこれで飲んでほしいと思うところにウイスキーを調整してビン詰めするわけです。
水割りにすることで、ただ単に水で薄めるから度数が下がって味も薄まって飲みやすくなった、じゃダメなんですよね。
原酒に加水することでより美味しさを引き出すように、
水割りもただ薄めるだけじゃなくて、
水割りにするけれどもリベットの良さが引き出されるように水割りにしないとダメだと思うんです。
これが実現したのが今回の5本の中では霧島でした。
ハイランドスプリングというウイスキーの仕込み水で有名な水があるんですが、
その硬度が143mgなんです。
その硬度に「霧島」が近いということもあって、リベットになにかパワフルな力を与えたのかな…なんて。
今日も最後までありがとうございました。
ご褒美に乾杯と行きましょう!Slàinte mhath!
今日使ったのはこちら!