ハイボールは太る?他のお酒とカロリー・糖質の違いを徹底比較

先輩、最近作り方や割合などを教えてもらって、毎晩ハイボールを楽しく飲んでるんですけど、ふと「これって毎日飲んだら太るのかな?」「健康にもよくないのかな?」って、ちょっと心配になってきちゃって…。
あら、ハイボール気に入ってくれたみたいで嬉しいわ!
美味しいけど毎日は気になる…その気持ち分かるわ。一概に太る・太らないとは言えないけど、種類・量で差は出るの。今回は、ハイボールと他8種のお酒を比較したから一緒に見ましょう!
酒類(目安量) | カロリー (kcal) | 糖質 (g) | 特徴 |
ハイボール (150ml) | 約70~75 | ほぼ0 | 糖質ゼロ、カロリー比較的低め |
ビール (350ml) | 約140 | 約10~12 | 糖質・カロリー共にやや高め |
ワイン (100ml) | 約70~75 | 約1~2.5 | 糖質はビール等より少なめ、甘口は注意 |
日本酒 (180ml) | 約180~190 | 約6~8 | 糖質・カロリー共にやや高め |
焼酎 (100ml) | 約140 | 0 | 糖質ゼロ、カロリーは度数次第 (割材注意) |
ジン (30ml) | 約70 | ほぼ0 | 糖質ゼロ (割材注意) |
ウォッカ (30ml) | 約70 | ほぼ0 | 糖質ゼロ (割材注意) |
ブランデー (30ml) | 約70 | ほぼ0 | 糖質ゼロ (※加糖製品除く) |
梅酒 (100ml) | 約150~200 (差大) | 約15~30 (差大) | 糖質・カロリー共に非常に高い傾向 |
★数値は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」等を参考に算出
■まず知っておきたい!お酒のカロリーと糖質の基本
お酒のカロリーは、主にアルコールと、原料由来や製造過程で加わる糖質から構成されます。
アルコールは、1gあたり約7kcal。実は脂質(1g=約9kcal)に次いで高カロリー。
糖質は、1gあたり約4kcal。ビールや日本酒、甘口のワイン、梅酒などのリキュール類に多く含まれます。
一般的に、蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、焼酎(甲類・乙類)など)は、製造過程で糖質がほぼ除去されるため、糖質はゼロか、ごく微量です。一方、醸造酒(ビール、日本酒、ワインなど)や混成酒(梅酒などのリキュール類)には、糖質が含まれることが多いのが特徴です。
■【種類別】カロリー&糖質量を比較検証!
★これから出てくる各お酒のデータ(カロリー・糖質など)は、国の定める文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)【外部リンク】」(略して「食品成分表」)を主な情報源としています。
ハイボール (ウイスキー30ml + 無糖炭酸水120ml 想定)
■カロリー・糖質
1杯(約150ml)あたり、約70~75kcal。カロリーは主にウイスキーのアルコール分に由来します。
糖質は、ウイスキーも無糖炭酸水も含まないため、ほぼ0gです。
※ウイスキー、炭酸水のデータは食品成分表を参考に計算。
糖質を避けたい場合にピッタリ!ただ、ウイスキーの量(濃さ)やコーラなど甘いもので割るとカロリー・糖質は増加するので注意が必要よ!
ビール (約350ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約40kcal、350mlあたり約140kcal。アルコール分と、麦芽由来の吸収されやすい糖質(主にデキストリンなど)の両方がカロリー源。
糖質は100mlあたり約3.1g、350mlあたり約10.9g。麦芽由来の糖質を比較的多く含みます。
※食品成分表の「ビール 淡色」を主な根拠とします。
糖質・カロリーともに1杯あたりでは、シンプルなハイボールより高い!近年は糖質オフ・ゼロ製品も多いですが、その場合は原材料や添加物が異なるので注意ね!
ワイン (約100ml 想定)
■カロリー・糖質
赤・白(辛口)共に100mlあたり約70-75kcal。カロリーは主にアルコールと、ぶどう由来の「残糖」から成ります。
糖質は、赤で100mlあたり約1.5-2.0g、白(辛口)で100mlあたり約1.0-1.5g。この糖質は主に残糖です。
※食品成分表の「ぶどう酒」を主な根拠とします。
辛口の場合、糖質は比較的少なめ!飲みやすい「甘口」ワインは残糖量が多く、糖質量・カロリー共に高くなる傾向があるため注意が必要ね!
日本酒 (約180ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約103kcal、180mlあたり約185kcal。アルコール度数が15%前後と高めなことと、米由来の糖質の両方がカロリーを高めます。
糖質は100mlあたり約3.6g、180mlあたり約6.5g。米のデンプンが糖化されたものが含まれます。
※食品成分表の「清酒 純米酒」を主な根拠とします。
アルコール度数が高くカロリーも高めになりやすいのが特徴!糖質はビールよりは少ない傾向があるけど、飲む量には注意ね!
焼酎 (約100ml ※甲類25度 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約139kcal。カロリーはアルコール度数にほぼ比例します。乙類(本格焼酎)も同様です。
糖質は、蒸留の過程で除去されるため0gです。
※食品成分表の「しょうちゅう 連続式蒸留しょうちゅう」を主な根拠とします。
糖質ゼロなのが大きな特徴!酎ハイなどを作る時に、甘いシロップやジュースで割ると、その分の糖質・カロリーが加わるため、割りものに注意が必要ね!
ジン (30ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約235kcal(度数40%)、30mlあたり約71kcal。カロリーはほぼアルコール由来。
糖質は、蒸留により除去されるためほぼ0gです。
※食品成分表の「ジン」を主な根拠とします。
焼酎と同じく、糖質ゼロなのが特徴!ジントニックなどトニックウォーター(糖質が多い)で割るカクテルは糖質・カロリーが増える傾向があります!
ウォッカ (30ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約234kcal(度数40%)、30mlあたり約70kcal。カロリーはほぼアルコール由来。
糖質は、蒸留により除去されるためほぼ0gです。
※食品成分表の「ウォッカ」を主な根拠とします。
こちらも糖質ゼロが特徴!「ジン」同様、モスコミュールやスクリュードライバーなど、ジュースで割るカクテルは糖質・カロリーが高いわ!
ブランデー (30ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約237kcal(度数40%)、30mlあたり約71kcal。カロリーはほぼアルコール由来。
糖質は、蒸留により除去されるためほぼ0gです。
※食品成分表の「ブランデー」を主な根拠とします。
ウイスキーや他の蒸留酒同様、基本的に糖質ゼロ!ただ、安価な製品やリキュール扱いのものには加糖されている場合もあるので、購入時に確認が必要ね!
梅酒 (100ml 想定)
■カロリー・糖質
100mlあたり約156kcal、糖質は約20.7g。ただし、これはあくまで目安で、製品による差が非常に大きいです。
(カロリー100~200kcal超、糖質15~30g超など)。カロリーはアルコールと加えられた砂糖の両方、糖質は主に加えられた砂糖に由来します。
食品成分表の「混成酒 梅酒」を主な根拠とします。
他のお酒と比べて糖質量が突出して高い傾向があるわね!甘くて飲みやすいため、飲む量にも注意が必要ね!製品によって、栄養成分が大きく変わるので、必ず確認しましょう!
■【比較まとめ】ハイボールは太りにくいと言える?
一般的なハイボール(無糖炭酸割り)の最大のポイントは糖質がほぼゼロであること。これは、ベースとなるウイスキーや焼酎、ジンといった蒸留酒が製造過程の「蒸留」によって糖質を取り除かれ、さらに無糖の炭酸水で割るため、糖質をほとんど含まない飲み物になるからです。
次にカロリー面を見ると、ハイボールのカロリーは主にウイスキーのアルコール分に由来し、ビールや日本酒のように「糖質由来のカロリー」が上乗せされないという違いがあります。
さらに注目したいのは、ビール中ジョッキ(約140kcal)や日本酒1合(約185kcal)といった一般的な飲み方と比較した場合、標準的なハイボール1杯(ウイスキー30mlで約70-75kcal)は1杯あたりのカロリー摂取量を抑えやすいこと。
そして何より、ウイスキーの量(濃さ)を自分で加減することでカロリーを簡単にコントロールできる点も、ハイボールの大きな利点と言えるでしょう。「今日は軽めにしたいな」と思えば、ウイスキーを少し減らすだけで摂取カロリーを調整できるわけです。
【ただし、注意点も忘れずに!】
これらの利点は、あくまで「ウイスキーを無糖炭酸水で割り、適量を楽しむ」という前提での話です。ウイスキーの量(濃いめ)、割り材(コーラやジンジャーエールなど)、飲む量(1日で何杯も飲む)、おつまみ(高カロリー・高糖質なおつまみ)この4つ忘れて飲んでいると太る原因に変わっていきます。
■【結論】ハイボールが「一番の選択」になりうる理由
以上の比較と根拠から、「ハイボールは太る?」という疑問に対しては、 「シンプルな作り方で適量を楽しむならば、糖質がほぼゼロでカロリーコントロールもしやすいため、ビール、日本酒、甘いリキュール(梅酒など)といった他のお酒と比較して、太りにくい良い選択肢の一つ」 と言うことができる。
今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!
■よくあるご質問(Q&A)と関連記事まとめ
Q1:家で美味しいハイボールを作るには、何から始めればいいですか?
A1: 特別な道具や知識は一切不要です!グラス・氷・ウイスキー・炭酸水をしっかり冷やし、簡単な3ステップを守れば、初心者でも誰でも格段に美味しいハイボールが作れますよ。
→ 詳しい作り方はこちら「【家飲みハイボール!】初心者でも絶対おいしくなる作り方」
Q2:ハイボールのウイスキーと炭酸水の「黄金比率」って、結局どれが一番いいの?
A2:実は「絶対の黄金比」はありません!定番の1:3~4を基本に、その日の気分やウイスキーの個性に合わせて、濃いめ(1:2~2.5)や薄め(1:5~)など、自分好みのバランスを見つけるのが一番の楽しみ方です。
→ 詳しい割合アレンジ術はこちら「いつものハイボールに飽きたら試して!【割合別】味の変化を楽しむアレンジ」
Q3:ハイボールって、他のお酒と比べて太りやすいの?
A3:無糖炭酸水で作るシンプルなハイボールは、糖質がほぼゼロなのが大きなメリットで、ビールや日本酒、甘い梅酒などと比較して、1杯あたりのカロリーも抑えやすいため、比較的「太りにくい」と言えます。
→ 他のお酒との比較検証はこちら「【徹底比較】ハイボールは太る?他のお酒とのカロリー・糖質の違いを検証!」
Q4:1杯100円以下で楽しめる、安くて美味しいウイスキーはありますか?
A4:はい、たくさんあります!1000円台から買える定番ボトルでも、選び方次第で十分美味しいハイボールが楽しめます。
→ おすすめの安うまウイスキーはこちら「【安くて旨い】おすすめハイボール20選|1日100円以下!コスパ最強ウイスキー」
Q5:家飲みハイボールを格上げできるウイスキーを具体的に教えて?
A5:はい!例えば、バランスの取れたスモーキーさが魅力の「ジョニーウォーカー ブラックラベル12年」、まろやかで優しい甘みのバーボン「メーカーズマーク」などは、いつものハイボールを格段に美味しくしてくれます。
→ 格上げウイスキー10選はこちら「【プチ贅沢ハイボール】買って損なしのウイスキー10選」
Q6:ノンアルコールハイボールって満足できる?
A6:はい!本物のウイスキーに近い満足感を追求したものから、新しいドリンクとして美味しいものまで様々あります。
→ ノンアルハイボール徹底比較はこちら「【検証】ノンアルハイボール、正直どこまで満足できる?人気銘柄を比較!」
Q7:ハイボールに合う、簡単で美味しいおつまみは?
A7:定番は冷凍唐揚げ!ひと手間加えるだけで驚くほど美味しくなり、ハイボールとの相性も抜群です!他にも、冷凍餃子や枝豆なども簡単絶品おつまみです。
→ 冷凍食品おつまみ特集はこちら「【ハイボール&唐揚げ】冷凍食品で簡単!絶品時短おつまみ♪」
Q8:燻製おつまみとハイボールって相性が良いって聞くけど、具体的には?
A8:燻製チーズにスモーキーなハイボール、燻製ナッツにバーボンハイボールなど、香ばしさと旨味がハイボールの爽快感と絶妙にマッチします。
→ 燻製ペアリングガイドはこちら「【燻製×ハイボール】は最高の相性!大人時間を楽しむ方法!?」
Q9:いつものハイボールに飽きた…胡椒とかスパイスで味変できるって本当?
A9:本当です!特に胡椒は意外な名脇役。他にも塩や山椒など、キッチンにある身近なスパイスを「ちょい足し」するだけで、いつものハイボールが驚くほど新鮮な味わいに変わります。
→ スパイスアレンジ術はこちら「【ハイボール×胡椒】で衝撃味変!いつもの味を格上げするアレンジ」
10:ハイボールにレモンは定番だけど、他の柑橘ピールでも美味しくなるの?
A10:もちろんです!柚子、すだち、かぼすといった「和の柑橘ピール」を使えば、レモンとはまた違った、驚くほど豊かで上品な香りのハイボールが楽しめます。
→ 和柑橘ピールアレンジ術はこちら「ハイボール×レモンを超える!?《和柑橘ピール》で驚きアレンジ」