【2025年10月】ウイスキーニュース速報|注目のボトル・イベント

お酒の雰囲気

ハイボール娘
ハイボール娘

今回は、2025年10月のウイスキー界を賑わすこれらの重要なトピックをご紹介!新発売のボトル情報はもちろん、イベント情報まで包括的に解説します。

■新発売・限定ウイスキー

10月、ニッカ・サントリー・キリンの大手3社から注目のウイスキーが続々登場!長年のファン待望の限定品から、新しい楽しみ方を提案する革新的な一本まで、見逃せない多彩なラインナップが揃います。

①ニッカウヰスキー

ニッカウヰスキーから、長年のファンが待ち望んだ朗報が届きました。ジャパニーズウイスキーの原酒不足により終売となっていた熟成年数表記ボトルが、10年の時を経て限定復活します。

シングルモルト宮城峡10年

ジャパニーズウイスキーの原酒不足が深刻化した2015年に、多くのファンに惜しまれながら終売となったエイジステートメント(熟成年数表記)ボトルが、2025年10月7日に10年の時を経て数量限定で帰ってきます。

製品詳細

容量:700ml

アルコール度数:45%

参考小売価格:13,200円(税込)

販売本数:国内9,000本限定

特徴
宮城峡蒸溜所の特徴である、リンゴや洋梨を思わせるフルーティーで華やかな香りと、10年以上の長期熟成によって育まれた甘く芳醇なバニラ香が見事に調和しています。終売前の定価が4,500円程度であったのに対し、現在では二次流通市場で数万円から10万円を超える価格で取引されることもあるほど、その価値は高騰しています。今回の13,200円という価格は、現在の市場価値を鑑みれば、ファンにとって非常に魅力的な設定と言えるでしょう。

②サントリー

日本のウイスキー界をリードするサントリーもまた、10月に非常に魅力的な限定ボトルをリリースします。単なる製品スペックだけでなく、その背景にある「物語」を消費者に届け、特別な体験価値を創造することにあります。

白州 Story of the Distillery 2025 EDITION

「白州 Story of the Distillery」シリーズは、白州蒸溜所のものづくりと、そこで紡がれてきた物語を紐解くことをコンセプトにした、非常にコレクタブルな一本が、2025年10月7日に発売です。

製品詳細

容量:700ml

アルコール度数:43%

価格:16,500円(税込)

販売方法:数量限定、公式サイトからの抽選販売

特徴
白州の多様な原酒の中でも、森の若葉のような爽やかさと、ほのかなスモーキーフレーバーが特徴の「スモーキータイプの白州モルト」を厳選。それらをバーボンバレルで熟成させた原酒のみを丁寧にブレンドしています。このリリースの特徴は、特定の熟成年数を謳うのではなく、「蒸溜所の物語」というテーマ性に焦点を当てている点です。

これは、ウイスキーの価値が熟成年数だけで決まるものではないという、サントリーからの力強いメッセージです。消費者はこのボトルを通じて、白州の森の自然や、職人たちのこだわりに思いを馳せるという、感覚的な体験を得ることができます。

③キリン

キリンビールが展開する富士御殿場蒸溜所からは、人気のウイスキーを手軽に楽しめるハイボール缶が再登場します。本格的な味わいを家庭で気軽に楽しみたいというニーズに応える、注目のリリースです。

陸ハイボール缶

近年、品質が著しく向上しているRTD(Ready to Drink)市場において、昨年好評を博した「キリンウイスキー 陸ハイボール缶」が数量限定で、2025年10月7日に再登場します。

製品詳細

容量:350ml缶

アルコール度数:7%

価格:オープン価格

特徴
ベースとなる「キリンウイスキー 陸」を100%使用し、その特徴であるほのかな甘い香りと澄んだ口あたりを忠実に再現しています。この製品は、自宅で手軽に本格的なハイボールを楽しみたいという消費者ニーズに応えるものです。特に「陸」のファンにとっては、バーで飲むような品質のハイボールを、缶を開けるだけで楽しめるという手軽さは大きな魅力ですね。

④その他のジャパニーズウイスキー

大手メーカーの動向が市場全体を牽引する一方で、現在のジャパニーズウイスキーシーンを最もエキサイティングなものにしているのは、間違いなく全国各地で勃興するクラフト蒸溜所の存在です。10月は、そうした蒸溜所が長年の準備期間を経て、満を持して世に送り出す個性豊かなボトルが目白押しです。

広島:SOGAINI

広島県に拠点を置くサクラオブルワリーアンドディスティラリー(SAKURAO B&D)から、ジャパニーズウイスキーの新たなスタンダードを目指す意欲的な新ブランド「SOGAINI」が、2025年10月1日に登場します。

製品詳細

容量:700ml

アルコール度数:40%

参考小売価格:2,178円(税込)

特徴
自社で発酵・蒸留・熟成したモルトウイスキーとグレーンウイスキーのみを100%使用した、正真正銘のブレンデッドジャパニーズウイスキー。瀬戸内海に近い「桜尾貯蔵庫」と、山間部のトンネルを利用した「戸河内貯蔵庫」という、異なる環境で熟成された原酒をブレンドすることで、複雑な味わいを生み出しています。2,000円台前半という手頃な価格でありながら、「100%国内自社製造」を謳っている点はインパクト抜群。安価なウイスキーの中には輸入原酒をブレンドしたものも少なくない中で、このこだわりは品質への信頼性を高め、消費者に明確な選択理由を与えます。

広島:瀬戸内 オロロソシェリー

1856年創業の歴史ある酒蔵「三宅本店」が設立したセトウチディスティラリーから、初の公式ジャパニーズウイスキーが、2025年10月6日にリリースされます。伝統的な酒造りの知見と、瀬戸内というユニークな環境が融合した、期待の新作です。

製品詳細:

容量:700ml

アルコール度数:47%

小売価格:9,350円(税込)

特徴
厳選されたノンピート麦芽を使用し、地元呉の名水で仕込み。オロロソシェリー樽で3年以上熟成させることで、リッチでフルーティーな味わいを実現しています。オロロソシェリー樽熟成という、多くのウイスキーファンに愛される香味プロファイルを選択することで、品質の高さをストレートに伝えています。そして、それを「瀬戸内の穏やかな気候」や「160年以上の歴史を持つ酒蔵の技術」といった、その土地ならではの物語で包み込むことで、独自のブランド価値を構築しています。

 

熊本:山鹿 ザ・ファースト

熊本県山鹿市に2021年に誕生した山鹿蒸溜所から、待望のファーストシングルモルト「山鹿 ザ・ファースト」が、2025年10月4日にリリースされます。これは、新たな蒸溜所の歴史の始まりを告げる、記念すべき一本です。

製品詳細

容量:700ml

アルコール度数:58%

希望小売価格:14,850円(税込)

販売本数:8,600本限定

特徴
熟成年数は3年以上。テイスティングノートには、フィナンシェの甘く香ばしい香りから、洋なしのコンポート、そしてビターチョコレートへと続く、ドラマチックな味わいの変化が記されています。「山鹿 ザ・ファースト」は、そのスペックから蒸溜所の明確な哲学が読み取れます。アルコール度数58%というカスクストレングスに近い高い度数は、加水を抑え、原酒が持つポテンシャルを最大限に引き出して届けたいという、造り手の自信の表れです。価格も1万円を超えるプレミアムな設定であり、若くても品質で勝負するという強い意志を感じさせますね。

 

■注目イベントカレンダー

①JAPAN SPIRITS FESTIVAL 2025

東京駅直結という抜群のアクセスを誇る屋外広場で開催される、日本の蒸留酒の祭典です。

日時
2025年10月4日(土)・5日(日)

場所
TOKYO TORCH Park (東京駅日本橋口徒歩1分)

特徴
ウイスキーだけでなく、クラフトジン、本格焼酎、泡盛など、日本全国から30以上の蒸溜所が集結します。入場は無料で、会場で専用コインを購入して好きなブースで試飲するスタイルなので、気軽に立ち寄れるのが魅力です。秋空の下、開放的な雰囲気で多様なスピリッツとの出会いを楽しめます。

②ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ2025

こちらは、その名の通りジャパニーズ「クラフト」ウイスキーに特化した、より専門性の高いイベントです。

日時
2025年10月19日(日)

場所
EBiS303 (恵比寿)

特徴
全国の新進気鋭のクラフト蒸溜所が一堂に会し、造り手と直接対話しながら貴重なボトルを試飲できる、熱心なファンにはたまらない機会です。チケット制の屋内イベントで、じっくりとテイスティングに集中できる環境が整っています。

③琵琶湖ウイスキークルーズ2025

日本最大の湖、琵琶湖をクルーズしながらウイスキーを楽しむという、非日常的でプレミアムな体験ができるイベントです。

日時
2025年10月13日(月・祝)

場所
琵琶湖 (滋賀)

特徴
豪華客船「ビアンカ」の船上で、ウイスキーの試飲はもちろん、著名なマスターブレンダーを招いてのトークショーも開催されます。湖上の優雅な雰囲気の中で味わうウイスキーは、格別なものとなるでしょう。

④長濱フェス2025

新進気鋭の長濱蒸溜所が主催する、ファン参加型のフェスティバルです。

日時
2025年10月18日(土)

場所
えきまちテラス長浜 (滋賀)

特徴
このイベントの最大の魅力は、多彩な「体験型プログラム」です。自分でブレンドを試みるオリジナルボトル製作や、樽から直接ウイスキーを注ぐバリンチ体験、さらには蒸溜所の熟成庫があるパワースポット「竹生島」へのツアーなど、単なる試飲会に留まらない、深いレベルでウイスキー造りに関わることができます。

 

■海外からの注目リリース

①Buffalo Trace Antique Collection (BTAC) 2025

世界中のコレクターが毎年発売を心待ちにしている、アメリカで最も入手困難なウイスキーコレクションの一つ「BTAC」に、約20年ぶりに新たなラインナップが加わるというニュースが話題を呼んでいます。伝説的な「E.H.テイラー」ブランドのボトルド・イン・ボンド規格のウイスキーが加わることで、このコレクションの価値はさらに高まることでしょう。これは、ウイスキーの歴史や伝統を重視する「ヘリテージ(遺産)」に焦点を当てたリリースの重要性を示しています。

 

■まとめ

2025年10月のウイスキー界は、まさに百花繚乱。ニッカやサントリーの歴史ある限定品がファンの心を掴む一方、山鹿や瀬戸内といった新進気鋭の蒸溜所が個性豊かなボトルで未来を切り拓きました。さらに、各地で開催された多彩なイベントは、ウイスキーの楽しみ方が「飲む」から「体験する」へとシフトしていることを象徴しています。

ハイボール娘
ハイボール娘

お気に入りの一本を見つけるだけでなく、イベントに足を運び造り手の情熱に触れることで、ウイスキーの世界はさらに深く、豊かになるでしょう。

今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!

 

■よくあるご質問

Q1:「シングルモルト宮城峡10年」や「白州」のような限定ウイスキーはどうすれば購入できますか?

A1:「白州」は公式サイトの抽選販売が基本。メルマガ等で情報を確認しましょう。「宮城峡」は酒販店や百貨店の抽選が中心。行きつけのお店に相談するのが近道です。どちらも入手困難なため、事前の情報収集が成功の鍵となります。

Q2:10月発売のウイスキーで、ウイスキー初心者におすすめの一本はありますか?

A2:初心者の方にはSAKURAOの「SOGAINI」がおすすめです。2千円台と手頃な価格で、100%国内自社製造のため品質も安心。穏やかな味わいはハイボールにもぴったり。ジャパニーズウイスキー入門に最適な一本です。

Q3:ウイスキーイベントに初めて参加します。楽しむためのコツはありますか?

A3:イベントを楽しむコツは主に3つ。①水をしっかり飲み、悪酔いを防ぐ。②気になるブースから効率よく回る。③造り手と直接話してみる。背景を知ると味わいが一層深まります。ぜひ気軽に声をかけて、特別な一杯を楽しんでください。