ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ2026|おすすめの楽しみ方

お酒の雰囲気

ハイボール娘
ハイボール娘

今回は、2026年3月15日開催「ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ」の情報をご紹介!嘉之助・秩父など注目5大蒸留所の見どころなどを解説します。

■開催概要

①イベントの概要

項目詳細内容
イベント名称ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタ2026
開催日時2026年3月15日(日)
開催場所EBiS303 イベントホール(東京都渋谷区恵比寿1-20-8 )
主催一般社団法人日本ウイスキー文化振興協会(JWPC)
運営株式会社ウイスキー文化研究所
定員各部500名(2部制・完全入替)
時間割第1部 11:30~14:30 / 第2部 15:30~18:30

②チケット入手方法

チケットは2025年11月14日より販売中です。開催1ヶ月前には完売する傾向があるため、早めの確保をおすすめします。WEBで完売していても、協力店のバーに紙チケットが残っている場合もあるので、直接バーに行き、購入することも方法の1つになります。2026年は第1回の好評を受けたリピーターにより、前回以上の争奪戦が予想されるため、迷わず早めにチケット購入することをおすすめします。

また、チケット選びの焦点は「希少品狙い」「快適さ」どちらを重要視するかになります。第1部は限定品やレアボトルが確実に揃っており、購入重視なら第1部がおすすめです。ただ、早い時間からの飲酒になるため、空腹を避けるなどの体調管理に注意が必要です。一方、第2部は夕食へスムーズに繋げられる理想的な時間帯ですが、人気銘柄や少量生産の原酒が完売しているリスクがあります。

 

■参加蒸留所と注目トレンド

①注目のクラフト蒸留所

1.嘉之助蒸溜所(鹿児島)

小正醸造が手掛ける、3基の異なるポットスチル(蒸留機)を使い分ける世界的にも稀な蒸留所です。同社のメローコヅル(焼酎)で使用した「リチャーカスク」での熟成が唯一無二の芳醇さを生んでいます。2026年の注目は、ワイン樽や地元産素材を用いた実験的なボトリングの登場が期待されます。全蒸留所の中でもトップクラスの人気です。行列が伸びる前に、「最初の1箇所目」として訪問することを強くおすすめします。

2.小諸蒸留所(長野)

台湾・カバランを世界的地位に押し上げたイアン・チャン氏を招聘。標高約900mの冷涼な環境で、最新鋭の設備を駆使した緻密な造りが特徴です。2026年の注目は、2023年の稼働開始からついに「3年」が経過。「ジャパニーズウイスキー」の定義を満たす最初の原酒がお披露目される可能性が高い、歴史的瞬間です。カバラン譲りの「速熟」技術が日本の冬をどう越えたか。技術的な背景をスタッフに聞きながら試飲するのが通の楽しみ方です。

3.尾鈴山蒸留所(宮崎)

名酒「百年の孤独」で知られる黒木本店が運営。自社農園での大麦栽培や木桶発酵など、徹底したクラフトマンシップを貫いています。2026年の注目は、樽熟成の深化はもちろん、評価の高い「OSUZU GIN」との比較試飲になります。ウイスキーの原点である「麦の質」がどう液体の綺麗さに繋がっているかを感じてください。焼酎ファンも納得の「純度の高い美しさ」が魅力です。

4.新潟亀田蒸溜所(新潟)

異業種からの参入ながら、世界的な品評会(TWSC)で最高賞を受賞。新潟の湿潤な気候と緻密な温度管理により、短期間でも驚くほどリッチな熟成感を実現しています。2026年の注目は、特に評価の高いシェリーカスク(樽)由来の重厚な銘柄。「新興だから」と侮れない、既に完成されたバランスの良さが持ち味になります。キャッチーで分かりやすい美味しさは、中盤の口直しにも最適です。

5.秩父蒸溜所(埼玉)

世界中に熱狂的なファンを持つ「イチローズモルト」の拠点。ミズナラ樽の使用や、地元の麦芽づくりなど、常に業界の先頭を走るパイオニアです。2026年の注目は、常に進化し続ける「実験的ボトル」。他では出回らない限定ハンドフィル(樽出し直詰め)などに期待が膨らみます。最も行列が長くなるブースです。試飲して終わりではなく、スタッフとの会話から「次の一手」や製造の裏話を引き出すことで、このフェスタの満足度が格段に上がります。

★その他の蒸留所について

これらの有名蒸留所だけでなく、まだ名前が知られていない「創業1〜2年目」の蒸留所(例えば、2024年・2025年稼働組)のブースこそ、本フェスタの真骨頂です。行列ができていないブースで、蒸留責任者とじっくり話し、その哲学に触れることこそが、後々の「古参ファン」としての資産になります。

②注目トレンド

ジャパニーズクラフトウイスキーフェスタの醍醐味は、熟成前の原酒から蒸留所の将来性を読み解くことにあります。蒸留直後の「ニューメイク」は、原料や発酵の質がダイレクトに現れる蒸留所の「素顔」が楽しめます。また、熟成3年未満の「ニューボーン」は、樽の個性が乗り始めた「成長過程」を楽しむことができます。 2026年は、多くの新興蒸留所が製品化(熟成3年)の節目を迎える年となりました。そのため、今しか味わえない過渡期の原酒を通じて、将来の「完成形」を予見できる絶好のフェスタとなることが予想できます。

 

■高アルコールウイスキーの楽しみ方

フェスタで提供されるニューポットやニューボーン(熟成が浅い原酒)は、加水前のアルコール度数60%前後という非常にパワフルな状態で提供されるのが一般的です。これらを通常のウイスキーと同じ感覚で飲むと、一瞬で嗅覚と味覚が麻痺してしまいます。原酒の真価を正しく見極めるための、プロも実践するテイスティング術を詳しく解説します。

①香りの嗅ぎ方

高アルコールの原酒に対し、グラスに鼻を近づけすぎるのは禁物です。アルコールの刺激臭が強すぎて、鼻の粘膜を痛めてしまいます。グラスを少し離した位置から、優しく円を描くように香りを手繰り寄せるのがおすすめです。グラスを激しく回しすぎると、アルコール成分が過剰に揮発し、繊細な原料の香りがかき消されてしまいます。

②まずは「一滴」から味わう

まずはストレートのまま、舌先を湿らせる程度の少量を口に含みます。ここでは、原酒が持つ力強さや、蒸留器由来の「素の味わい」を確認します。アルコールが強く感じられても、その奥にある麦芽の甘みやフルーティーな余韻に集中し、味わって飲みましょう。

③「加水」による変化を楽しむ

スポイトで数滴ずつ水を加えるか、あるいは1:1の割合まで薄めてみてください。水を加えることで、それまでアルコール分子に閉じ込められていた「エステル(果実香)」が一気に解き放たれます。非冷却濾過(ノンチルフィルタード)の原酒に水を加えると、液体がわずかに白濁することがあります。これは旨味成分であるオイル分が反応するもので、良質な原酒である証拠でもあります。

④味わいを「言語化」する視点

漫然と飲むのではなく、以下の4つのポイントに注目することで、その蒸留所の技術力や将来性をより深く理解できるようになります。

1.クリーネス

チェックポイント
硫黄のような臭いや、金属的な雑味がないか。

意味するもの
蒸留技術の高さの証明です。銅製ポットスチルと原液が適切に接触し、不純物がしっかり取り除かれているかという「品質の基礎体力」がここに現れます。

2.モルティ

チェックポイント
麦本来の甘みや、パンのような香ばしさがあるか。

意味するもの
原料となる麦の質の良さと、糖化・発酵工程の丁寧さを物語ります。ウイスキーの骨格となる「芯」の部分です。

3.フルーティ

チェックポイント
青リンゴ、洋梨、バナナ、あるいはトロピカルフルーツのような香りがあるか。

意味するもの
主に使用する酵母の種類や、発酵時間の長さに由来します。その蒸留所がどのような「華やかさ」を目指しているのか、個性が最も顕著に出る指標です。

4.オイリー

チェックポイント
口当たりが滑らかか、液体に「重み」や「厚み」を感じるか。

意味するもの
酒質のボディの強さを表します。オイリーでリッチな原酒ほど、長期間の樽熟成に負けないポテンシャルを持っており、10年、20年後の完成形への期待が高まります。

 

■まとめ

「ジャパニーズウイスキー」が大きな節目を迎える2026年。本フェスタは、単なる試飲会を超え、国内蒸留所の「現在地」と「未来」を五感で体感できる貴重な舞台です。ニューポットやニューボーンの力強さに触れ、作り手との対話を通じてその哲学を汲み取る経験は、後々の素晴らしいウイスキーライフの大きな糧となるでしょう。

ハイボール娘
ハイボール娘

当日は適切なテイスティングとこまめな水分補給を心がけ、五感を研ぎ澄ませて未知の1杯との出会いを楽しんでください。あなたの探究心が、未来の名作を見出す第一歩となります。

今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!

 

■よくあるご質問

Q1.チケットが売り切れていた場合、当日券は出ますか?

A1:出る可能性は極めて低いです。前売りで完売した場合、当日券の販売はありません。特に本フェスタは定員が少ないため、キャンセル待ちも期待薄です。SNSでの個人間取引や、協力バーでの在庫確認が唯一の望みとなります。

Q2:どんな服装で行くべきですか?

A2:動きやすく、かつ「匂いのない」服装がマナーです。会場は熱気で暑くなることがあるため、体温調節がしやすい重ね着(レイヤード)がおすすめです。また、香水や整髪料、柔軟剤の強い香りは、繊細なウイスキーの香りを邪魔するため、厳禁です。これはウイスキーイベントの鉄則です。

Q3:初心者ですが、どのブースに行けばいいですか?

A3:迷ったら、「人が並んでいるブース」と「誰もいないブース」の両方に行ってみてください。人気ブースで「今のトレンド」を知り、空いているブースで「スタッフからじっくり説明を聞く」ことで、知識が一気に深まります。また、ウイスキー文化研究所の書籍販売ブースなどで、ガイドブックを購入するのも良いでしょう。

Q4:おつまみはありますか?

A4:会場内で簡単なフード販売がある場合もありますが、ウイスキーの味を邪魔しないドライフルーツやナッツ程度が主です。本格的な食事は、終了後に恵比寿の街で楽しむ計画を立てるのが賢明です。

Q5:限定ボトルは転売できますか?

A5:本レポートでは推奨しません。多くの限定ボトルは「転売禁止」の誓約が求められる場合があり、またシリアルナンバー管理されていることもあります。純粋に味わうために購入してください。