【2025年秋冬】ウイスキー抽選情報|当選確率UPの秘訣


ハイボール娘
今回は、ゴールドラッシュと化すウイスキー抽選!価格高騰の背景から当選確率を上げる具体的な戦略、そして当選後の「飲む・持つ・売る」という判断までご紹介!
■価格高騰の構造とは?
①ジャパニーズウイスキーの飛躍
2003年、サントリーの「山崎12年」が、世界的に権威のある酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」において、日本のウイスキーとして史上初の金賞を受賞。この快挙は、それまでジャパニーズウイスキーに注目していなかった世界のウイスキー専門家や愛好家たちに衝撃を与え、その繊細でバランスの取れた味わいが一気に評価されるきっかけとなりました。
その後、ニッカウヰスキーの「竹鶴25年」などが国際的な賞を次々と受賞し、ジャパニーズウイスキーは品質の高さで世界にその名を轟かせました。国際的な評価の高まりは、海外からの新たな需要を生み出すことになりました。国内でのハイボールブームも相まって、ウイスキー全体の消費が拡大。これまでスコッチ一辺倒だった世界の愛好家たちが、新たな選択肢としてジャパニーズウイスキーを求め、後の供給不足と価格高騰の引き金に…
②原酒不足という数十年前の誤算
市場に出回る「18年物」のウイスキーは、18年前に蒸溜され、樽に詰められた原酒があって初めて完成するため、現在の供給量は、遠い過去の生産計画に依存している。問題の根源は、1980年代から2000年代にかけて、長期にわたる低迷期において、国内のウイスキー需要は減少し、各蒸溜所は生産規模の大幅な縮小を余儀なくされた。将来、これほどの世界的なブームが到来することを、当時は誰も予測できなかった。
その結果、人気が爆発した2010年代以降、特に長期熟成タイプの原酒が深刻な枯渇状態に陥った。これが「原酒不足」問題となっている。この不足を補うため、メーカーは「響17年」や熟成年数が表示された「余市」「宮城峡」シリーズなど、多くのファンに愛されたエイジステートメント(熟成年数表記)ボトルの販売休止(休売)や終売を決定するしかなくなった。
③実物投資対象としてのウイスキー
プレミアムウイスキーを購入する動機は、もはや「飲む」という行為だけではなくなった。その価値の上昇率が、新たな購入者層、すなわち投資家、コレクター、そして転売を目的とする人々を市場に呼び込んだ。その投資価値は、具体的な価格データを見れば一目瞭然である。
例えば、メーカー希望小売価格が396,000円(税込)の「山崎25年」は、市場で1,350,000円以上の価格で取引されることがある。ノンエイジの「山崎」でさえ、定価7,700円(税込)に対して13,000円を超える価格がつくことも珍しくない。
さらに、「山崎55年」がオークションで8,500万円以上という驚異的な価格で落札されたニュースは、ウイスキーが金融資産に匹敵する投資対象であることを世に知らしめた。
価格の早見表(2025年7月時点)
| 銘柄 | メーカー希望小売価格(税込) | 市場価格(税込) | 価格差 | 価値倍率 |
| 山崎 NV | 7,700円 | 約12,279円 | +4,579円 | 約1.6倍 |
| 山崎12年 | 16,500円 | 約24,196円 | +7,696円 | 約1.5倍 |
| 山崎18年 | 60,500円 | 約107,800円 | +47,300円 | 約1.8倍 |
| 山崎25年 | 396,000円 | 約1,350,000円 | +954,000円 | 約3.4倍 |
| 白州12年 | 16,500円 | 約32,000円 | +15,500円 | 約1.9倍 |
| 響21年 | 60,500円 | 約78,100円 | +17,600円 | 約1.3倍 |
| 響30年 | 396,000円 | 約616,000円 | +220,000円 | 約1.6倍 |
| 山崎 LIMITED EDITION 2022 | 11,000円 | 約29,000円 | +18,000円 | 約2.6倍 |
■抽選販売は、どう応募するか?
①抽選実施者をカテゴリー別に分類
抽選販売の実施者は、大きく5つのカテゴリーに分類できる。それぞれの特徴を理解することが、戦略を立てる上での第一歩となる。
百貨店
格式と信頼性の高いプレイヤー。三越伊勢丹、高島屋、近鉄百貨店などが代表例である。最高級のボトルや豪華なセット品が対象となることが多いが、応募のハードルも高く設定されている傾向がある。
スーパーマーケット・ドラッグストア
最も多くの人々がアクセス可能な、ボリュームプレイヤー。イオン、ウエルシア、マルエツなどが頻繁に抽選を実施している。専用アプリの会員であることが条件となる場合が多く、定番品から限定品まで幅広いボトルが対象となる。
コンビニエンスストア
不定期だが、注目度の高い抽選を行うことがある。ファミリーマートのオンラインストアやセブン-イレブンネットギフトがその例である。手軽に応募できる反面、応募者が殺到しやすい。
メーカー公式サイト
究極の供給源。サントリーなどが特別な記念ボトルを公式サイトで抽選販売することがある。信頼性は最も高いが、日本中、時には世界中から応募が集中するため、競争率は極めて高い。
酒類専門店・家電量販店
ウイスキー愛好家が注目する選択肢。やまや、ビックカメラ、リカーマウンテン、信濃屋などが独自の抽選販売を行っている。品揃えや条件は店舗によって様々である。
②応募条件を分析する
店舗指定のクレジットカード
最も高いハードルの一つ。特に三越伊勢丹は、抽選応募を自社の「エムアイカード」会員に限定しており、これが事実上の参加資格となっている。
アプリ会員登録
非常に一般的な条件。イオン、マルエツ、ウエルシアなどは、それぞれの公式アプリをダウンロードし、会員登録を済ませておく必要がある。
購入実績
一部の小売業者は、一定期間内の購入実績を応募資格としている。セブン‐イレブン ネットギフトや近鉄百貨店がその例で、後者は食品売り場で一定額(例:5,000円)以上の購入が必要となる。
店頭での応募・受け取り
高島屋など一部の百貨店では、応募や当選後の購入に店舗への来店を義務付けていることがある。これにより、応募者層が地理的に限定される。
メールマガジン・会員登録
最もハードルの低い条件で、多くのオンライン抽選で採用されている。
③主要ウイスキー抽選販売店早見表
| 販売店 | 主な抽選対象商品 | 応募条件の要点 | 戦略的ポイント&注意点 |
| 三越伊勢丹 | 高級セット品 山崎・白州・響の年代物など | エムアイカード会員必須 | 参入障壁は高いが、オープンな抽選より当選確率は高い可能性。 本格的に狙うなら必須のカード。毎月20日前後に抽選告知が多い。 |
| イオン | 定番の山崎・白州 リミテッドエディションなど | iAEONアプリ会員登録 会員番号の入力が必要 | 応募者数は膨大だが、抽選頻度は高い。 地域限定の抽選もあるため、居住地の情報を要チェック。 |
| 近鉄百貨店 | 超高級セット品 (例:山崎25年含むセット) | アプリ登録+高額な購入実績 (例:5,000円以上) | 非常に高い参入障壁。「Pay-to-Play(参加費を払って遊ぶ)」形式だが、 条件を満たせるなら当選確率は最も高い部類に入る。 |
| サントリー公式サイト | 特別記念ボトル (例:100周年記念ボトル) | WEB会員登録 | 究極の供給元。信頼性は最高だが、応募者数も最大規模となるため、 当選は至難の業。毎年春に限定品の抽選がある傾向。 |
| ウエルシア | 山崎12/18年 響21年など高級品多数 | ウエルシアメンバー登録 LINE友だち登録 | 高級品のラインナップが魅力的。2つの異なるプラットフォームへの登録が必要で、 一手間かかる分、ライバルが減る可能性も。 |
希少ウイスキーは、単なる商品ではなく、顧客を獲得し、売上を伸ばすための強力な「撒き餌」となっている。例えば、エムアイカードの保有を必須とするのは、単に応募者を絞るためだけではない。年会費のかかるクレジットカードの新規顧客、それもウイスキーのような高級品に関心のある富裕層顧客を獲得するための、極めて効果的なキャンペーンである。
アプリの利用を必須とすれば、自社のデジタルプラットフォームを顧客のスマートフォンにインストールさせ、プッシュ通知などを通じて継続的なマーケティングが可能になる。購入実績を求めれば、ウイスキー以外の商品の売上を直接的に押し上げることができる。
■当選確率を本気で上げる秘訣
①先手必勝の準備
最も重要なステップは、抽選が告知される「前」に準備を完了させておくことが重要。抽選が始まってから慌てるのではなく、本気で当選を狙うのであれば、今すぐ行動することがおすすめ。三越伊勢丹を狙うならエムアイカードを申し込む。イオンやウエルシアが主戦場なら、それぞれのアプリをダウンロードし、会員登録を完璧に済ませておく。これにより、抽選が告知された瞬間に、誰よりも早く、応募をスタートできる。
②数で攻める
結局のところ、抽選は確率のゲームである。有効な応募口数が多ければ多いほど、当選の可能性は高まる。自身で作成したリストやトラッキングツールを活用し、応募資格のある全ての抽選に、機械的かつ体系的に応募することが重要である。調査で明らかになったように、抽選の機会は百貨店からドラッグストアまで、多岐にわたって存在する。自分で「これは当たりそうにない」と判断して応募しないのは、みすみすチャンスを捨てているのと同じなので、おすすめしません。
③情報戦を制す
知らなければ、応募すらできないので、ウイスキー抽選において、情報は最も価値のある資源です。専門のウイスキー情報サイト(Peaty.club や Whisky777 など)、X(旧Twitter)の速報アカウントをフォローし、関心のある全ての小売店のメールマガジンに登録する。さらに、「ウイスキー 抽選販売」といったキーワードでGoogleアラートを設定しておけば、情報の取りこぼすことがないように設定することをおすすめする。
④穴場を狙う
全国どこからでもオンラインで応募できる「山崎」の抽選は、応募者が天文学的な数にのぼり、当選確率は極めて低い。勝率を上げる鍵は、より小さく、より限定された応募者プールを持つ抽選を見つけ出すことにある。応募や受け取りに店頭への来店が必須なもの、地理的に限定されているもの(例:イオン九州、宮城ふるさとプラザの限定品)、あるいは「山崎」ほど有名ではないが価値のあるボトル(例:イチローズモルトや厚岸の限定品)を対象とした抽選を優先的に狙う。労力は増えるが、競争は格段に有利になる。
⑤ロイヤルティの活用
小売業者は、自社の忠実な顧客を優遇する傾向がある。そのシステムを利用しない手はない。購入実績が条件となる小売店では、日々の買い物を戦略的にその店舗に集中させ、実績を積み上げる。これにより、単なる一応募者から、システム上「価値のある顧客」へと昇格し、見えない形で優遇される可能性が生まれる。
⑥セット販売と福袋の盲点
誰もが「山崎18年」の単体を欲しがる。しかし、544,500円の「山崎セット」 や、複数のボトルが入った「ウイスキー福袋」 になると、応募できる層は一気に限定される。予算が許すのであれば、これらの高額商品は、応募者数を劇的にフィルタリングするため、当選確率が格段に高くなる。ハイリスク・ハイリターンな戦略だが、色々なウイスキーを楽しみたい方にはとてもいい選択肢になる。
■当選後に飲むか、持つか、売るか?
まず再確認すべきは、そのボトルが持つ金融資産としての側面である。上部に記載した価格データが物語るように、当選したボトルは、小売価格と市場価格の差額分だけの実質的な利益をもたらす可能性がある。
ここで重要なのは、当選した瞬間に、そのボトルは単なる「酒」ではなく、市場価格相当の価値を持つ「資産」に変わるという視点である。この視点に立つと、「飲む」という行為は、その資産価値分の金額を「消費する」ことと等価になる。
価格変動と「高値掴み」のリスク
現在の市場は過熱しているが、永遠に続く保証はない。二次市場で高値で購入したボトルが、その後価値を落とす可能性は常にある。たとえ定価で当選したとしても、保有し続けている間に市場が冷え込めば、期待したほどの利益は得られないかもしれない。
保管と盗難のリスク
株式とは異なり、ウイスキーは物理的な「モノ」である。落下による破損、盗難、あるいは不適切な保管(高温や直射日光)による品質劣化は、その価値をゼロにしてしまう可能性がある。完璧な保管環境を維持するには、隠れたコストがかかる。
転売の法的リスク(酒税法違反)
これは日本国内において極めて重要な法的論点である。個人がコレクション整理のために一本売却する程度であれば問題視されないことが多いが、利益目的で継続的に売買を繰り返す行為は、無許可での酒類販売業と見なされ、酒税法に違反する可能性がある。これには罰則も規定されており、安易な「転売ヤー」行為は大きなリスクを伴う。
蔓延する偽物の脅威
このリスクは主に二次市場での購入に関わるものだが、ウイスキー投資のエコシステム全体に影響を与えている。価値が高騰すればするほど、詐欺を働くインセンティブも増大する。この事実は、正規ルートである抽選販売で当選することの価値、すなわち「本物であることの保証(Provenance)」がいかに重要であるかを逆説的に示している。
究極のリスク
ウイスキー投資における最大の失敗は「ボトルを開封してしまうこと」である。封を切った瞬間、そのボトルの資産価値は、比喩ではなく、100分の1近くまで暴落する可能性がある。もちろん、最高の味わいという経験は得られるが、投資としては完全な失敗を意味する。
■2025年秋以降のウイスキー抽選
①確定・予約販売情報
白州蒸溜所「Story of the HAKUSHU」ツアー(抽選式)
2025年9月4日(木)より、白州蒸溜所にて有料の体験ツアーが抽選式で開催される。これはボトルそのものの抽選ではないが、ブランドの世界観を深く知る貴重な機会となる。
サントリー梅酒<山崎蒸溜所貯蔵梅酒>リッチアンバースモーキー(予約販売)
ウイスキーではないが、山崎蒸溜所の樽で熟成された特別な梅酒が予約販売されている。発送は2025年9月30日以降となっており、ウイスキーファンにとっても注目の商品だ。
②定期開催される抽選
サントリー公式サイトの春季限定品抽選(2026年3月~4月頃)
過去数年間、「山崎 Story of the Distillery」「白州 Story of the Distillery」「響 BLOSSOM HARMONY」といった限定品が、毎年春(3月~4月頃)に公式サイトで抽選販売されている。この傾向が続けば、2026年の春にも同様の大型抽選が期待される。
百貨店の定例抽選(通年)
三越伊勢丹
エムアイカード会員を対象に、毎月20日前後にオンラインストアで何らかのウイスキー抽選販売を実施する傾向が強い。秋以降もこのペースは続くと予想される。
高島屋
季節ごとに大規模なWEB抽選販売を行うことがある。年末商戦や翌年の春に向けて、新たな抽選が告知される可能性が高い。
■まとめ
現代のゴールドラッシュと化したウイスキー抽選。本稿では価格高騰の背景から、当選確率を上げる具体的な戦略、そして当選後の「飲む・持つ・売る」という選択肢に伴うリスクまでを網羅的に解説しました。

ハイボール娘
抽選はもはや単なる運試しではなく、知識と戦略が物を言う知的ゲームです。本稿で得た知識を羅針盤に、ご自身のスタイルで、賢く、そして心からこの熱狂を楽しんでください。
今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!
■よくあるご質問
Q1:結局のところ、ウイスキーの抽選は当たりやすいのですか?
A1:いいえ、極めて競争率が高いのが現実です。しかし、本稿で解説した戦略(穴場を狙う、条件を事前に満たすなど)を実践することで、平均的な応募者よりも当選確率を大幅に向上させることは可能です。
Q2:どのウイスキーが一番「狙い目」ですか?
A2:コストパフォーマンスと資産価値のバランスを考えると、「山崎 LIMITED EDITION」や「響 BLOSSOM HARMONY」のような年次リリース品は、抽選の機会も比較的多く、高い二次市場価値が期待できるため狙い目です。純粋な希少性を求めるなら、18年、21年、25年といった長期熟成ボトルが最高のターゲットとなります。
Q3:抽選に当たるには、たくさんお酒を買わないといけませんか?
A3:必ずしもそうではありません。多くの抽選はアプリやメールマガジンの登録のみで応募可能です。しかし、近鉄百貨店のように、購入実績が必須条件となる小売業者も存在します。これは各小売業者の戦略次第です。
Q4:当選したウイスキーを売るのは違法ですか?
A4:個人のコレクションから一本を売却する行為は、通常問題にはなりません。しかし、利益を得る目的で継続的に売買を繰り返した場合、「業」と見なされ、酒類販売業免許のないまま行うと酒税法に抵触する可能性があります。頻繁な売却を計画している場合は、税務署や専門家に相談することをお勧めします。
Q5:抽選で当たったウイスキーは、いつ飲むのがベストですか?
A5:それこそが、当選者だけに許された、素晴らしくも悩ましい個人的なジレンマです。これに正解はありません。人生の大きな節目を祝うために、大切な人々と分かち合うために、あるいはただ純粋にその瞬間が来たと感じた時に。そのボトルで作り出す思い出こそが、最高の価値となるでしょう。


