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【干支ボトル】で始めるウイスキー収集|魅力・価値・集め方をご紹介

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ハイボール娘
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今回は、サントリーの干支ボトル収集をご紹介!具体的な入手方法、資産としての価値、そして大切なコレクションを守るための知識などを解説します。

■ サントリーの干支ウイスキーとは?

①40年以上にわたる伝統の歴史

サントリーの干支ボトルシリーズが初めて世に出たのは1982年(昭和57年)のことです。それ以来、一度も途切れることなく毎年リリースされ続け、2020年の子歳ボトルで38回目を数える長寿シリーズとなりました。単に毎年発売される新作を手に入れるだけでなく、過去数十年間にわたるボトルを探し求める「ヴィンテージ・ハンティング」という、楽しみ方もありますね。

②ボトルの芸術性

干支ボトルが単なるウイスキーの容器ではないとされる理由は、その製造背景にあります。この陶器ボトルは、日本有数の陶磁器の産地である美濃の職人たちによって、ひとつひとつ手作り・手作業で絵付けされています。2022年の寅歳ボトルでは、有名陶磁器メーカーのナルミが製作技術に協力するなど、その品質へのこだわりは年々上がっています。

干支ボトルは、単なる「ウイスキーが入ったボトル」ではなく、「ウイスキーが内包された日本の工芸品」です。ウイスキー愛好家だけでなく、日本の陶磁器や美術品に興味を持つ、より広い層のコレクターにアピールする要因となっています。

③陶器ボトルと記念ラベル

サントリーの干支シリーズは、その年の干支をかたどった芸術的な陶器製の「サントリーウイスキーローヤル〈干支〉ボトル」。通常ボトルに特別な記念ラベルを施した「サントリーウイスキーオールド〈干支〉ラベル」2つあります。「ローヤル」は、それ自体が彫刻作品のようなプレミアムな工芸品であり、贈答品やコレクションの核として高い価値を持ちます。

一方、「オールド」はより手頃な価格で、身近な選択肢として親しまれています。希望小売価格を見ると、「ローヤル」が約10,000円であるのに対し、「オールド」は約2,250円と、大きな価格差があります。「ローヤル」は本格的なコレクターや美術愛好家、特別な贈り物を探す層、「オールド」は気軽に季節感を楽しみたいファンや、予算を抑えたい初心者におすすめです。

 

■干支ボトルコレクションの始め方

①最初の1本を選ぶ

コレクション収集には、決まったルールはありません。自分の心に響くボトルを選ぶことが、長く趣味を続けるための秘訣です。一般的な出発点として、以下の4つをご紹介します。

その年の干支ボトル
最も簡単かつ手頃な価格で始められる方法です。毎年コレクションを増やしていく楽しみの第一歩です。

自分や大切な人の干支
生まれた年の干支は、個人的な思い入れが強く、コレクションに特別な意味を与えてくれます。ギフトとしても非常に人気があります。

心惹かれるデザイン
純粋に見た目の美しさや、その年の干支の動物が好き、といった理由で選ぶのも素晴らしいです。

「投資」としての1本
龍(辰)や虎(寅)のように、文化的に人気が高く、将来的な価値の上昇が期待される干支を戦略的に選ぶ方法もあります。

②新作を手に入れる

干支ボトルの新作を希望小売価格で手に入れることは、一種のイベントです。需要が供給を大幅に上回るため、計画的な行動が求められます。希望小売価格10,000円の「ローヤル」が、予約段階で17,000円以上の価格で出品されていることからも分かるように、このボトルには発売と同時に市場価値が上乗せされます。

重要な日程
毎年9月中旬頃に、サントリーから公式に翌年の干支ボトルのデザインや価格、発売日が発表されます。発売日は11月上旬が通例です。例えば、2026年の午歳ボトルは11月4日発売と発表されています。

購入方法
百貨店の抽選販売
伊勢丹新宿店や髙島屋などの主要百貨店では、多くの場合、抽選販売形式が取られます。参加には、各店舗のアプリ会員登録やハウスカードの所持が条件となることが多いため、事前の準備が不可欠です。

酒類専門店
オンラインや実店舗を持つ酒販店では、予約を受け付けたり、発売日当日に販売したりします。人気店では予約開始後すぐに完売することもあります。

大手オンライン通販サイト
楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどでも出品されますが、その多くは希望小売価格を大幅に上回るプレミア価格(転売価格)での販売となります。

③過去のヴィンテージを探す

コレクションの醍醐味は、過去のボトルを探す「ヴィンテージ・ハンティング」にあります。「ヤフオク!」などのオンラインオークションや、「メルカリ」のようなフリマアプリで、多くのボトルが取引されています。専門の古酒店は安心感がありますが、価格は高くなる傾向にあります。

予算は幅広く、近年の「オールド」なら数千円から、状態の良い80年代の「ローヤル」は数十万円になることも。個人間取引では偽物のリスクもあるため、出品者の評価や写真を慎重に確認することが不可欠です。

 

■干支ボトルの価値・注意点

サントリーの干支ボトルは、楽しむだけのコレクションではありません。その価値は年々上昇しており、投資対象としても注目されています。ここでは、ボトルの価値がどのように決まるのか、そして市場がどのように動いているのかをご紹介します。

①定価、市場価格、買取価格

希望小売価格(定価)
サントリーが設定する価格です。「ローヤル」は8,800円~10,000円(税抜)、「オールド」は1,880円~2,250円(税抜)が近年の基準です。ただし、サントリー自身が「この価格は販売店を拘束するものではない」と明記しており、あくまで参考価格です。

市場価格(実売価格)
発売直後から、オンライン通販サイトなどでは定価の1.5倍から2倍の価格で取引されるのが常態化しています。10,000円の「ローヤル」が16,000円~18,000円で販売されることも珍しくありません。この定価との差額こそが、そのボトルの「コレクター需要の高さ」を最も分かりやすく示しています。

買取価格(リセールバリュー)
専門の買取店が買い取る際の価格です。発売直後の人気ボトル(例えば2024年の辰歳)であれば、定価に近い9,500円といった高値で買い取られるケースもあります。オークションでの落札価格は、年代や状態によって大きく変動します。

②ボトルの価値を決定づける要素

干支の動物
龍(辰)や虎(寅)のように、力強く縁起が良いとされる動物は文化的に人気が高く、他の干支よりも高値で取引される傾向があります。

年代
当然ながら、古いボトルほど現存数が少なく希少価値が高まります。シリーズが始まった1980年代や1990年代のボトルは、今や真のヴィンテージ品として扱われます。

状態
陶器ボトルに欠けやひび割れがないか、ラベルに染みや破れがないか、そしてボトル内の液面が低下していないか(蒸発による目減り)など、保存状態が価値を大きく左右します。

最重要付属品「元箱」
「ローヤル」において、購入時に付属してくるオリジナルの化粧箱(元箱)の有無は価値に絶大な影響を与えます。買取店の査定基準でも「元箱が無いと減額対象となります」と明記されるほど重要視されています。完璧なコレクションを目指すなら、箱も大切に保管しましょう。

③投資対象か?

専門買取サイトが「2017年以降、買取価格が高騰している」と指摘するように、干支ボトルの市場価値は近年、著しく上昇しています 。世界的なジャパニーズウイスキーブームで「山崎」などが手に入りにくくなり、コレクターや投資家の目が干支ボトルに向けられたのです。

その結果、かつて数千円だった「オールド」でさえ、オークションでは定価を大きく上回る5,000円〜6,000円台で取引されています。もはや単なるコレクション品ではなく、市場と連動して価値が変動する資産へと変貌しました。価値上昇は魅力ですが、あくまで趣味として楽しむのが健全なあり方です。

④偽物を見抜くためには

ジャパニーズウイスキーの価値高騰に伴い、残念ながら精巧な偽物が市場に流通しています。特に、本物の空き瓶に安価なウイスキーを詰め替えた「リフィル品」は、一見しただけでは見分けがつきにくく、非常に厄介です。セカンダリーマーケットで購入する際は、以下の点を自分の目で厳しくチェックする習慣をつけましょう。

偽物を見分けるには、まず開封痕が残りやすいキャップと封印シールが最大のポイントです。本物は封印の切れ込みが自然なカーブを描き、側面の刻印も鮮明です。ラベルは、本物特有の和紙のような質感があるか、安っぽい光沢や誤字がないかを確認しましょう。

また、2024年3月以降の主要商品には偽造防止のホログラムシールが導入されており、真贋の強力な手がかりになります。最後に、液体の色や量が公式サイトの写真と比べて不自然でないかも重要なチェックポイントです。





■まとめ

サントリーの干支ボトルは、日本の伝統工芸、家族の記念を刻むタイムカプセル、そして時には賢明な資産にもなり得る、多面的な魅力を持つコレクションアイテムです。この記事で得た知識を手に、まずは心に響く1本を選んでみてください。

ハイボール娘
ハイボール娘

ボトルに込められた物語を探求し、美しい工芸品を愛でる時間の中にこそ、コレクションの真の喜びがあります。

今後も、「美味しいハイボール」が飲めるような作り方やアレンジ方法などの記事を投稿していくので、いつもの家飲みを「ちょっと特別」にしてみたい方はぜひ見てね!

 

■よくあるご質問

Q1:サントリーの新しい干支ボトルは毎年いつ頃発売されますか?

A1:例年、9月中旬にデザインなどの情報が公式発表され、11月上旬に全国で数量限定で発売されます。

Q2:干支ボトルの中のウイスキーは特別なブレンドですか?

A2:いいえ、特別なブレンドではありません。中身は通常の「サントリーローヤル」または「サントリーオールド」と同じウイスキーです。価格やコレクター価値は、限定生産の陶器ボトルや特別ラベルそのものにあります。

Q3:新作の「ローヤル」干支ボトルの価格はいくらくらいですか?

A3:メーカー希望小売価格は10,000円(税抜)前後ですが、需要が非常に高いため、発売直後のオンライン通販サイトやセカンダリーマーケットでは、15,000円から20,000円程度で取引されるのが一般的です。

Q4:もし自分の干支ボトルを売却する場合、どこで売るのが良いですか?

A4:個人的に売却する場合、最も一般的なのは「ヤフオク!」や「メルカリ」などのオンラインプラットフォームです。まとまった数のコレクションや特に希少なボトルをお持ちの場合は、専門の「お酒買取専門店」に査定を依頼すると、専門家による適正な価格評価が期待できます。

Q5:日本でウイスキーコレクションをオンラインで売るのに免許は必要ですか?

A5:個人が所有する不要になったコレクションを、継続的ではない形で売却する場合は、一般的に免許は必要ありません。しかし、利益を得る目的で継続的に仕入れと販売を繰り返す場合は、事業と見なされ「酒類販売業免許」が法的に必要となります。