アードベッグが宇宙で3年間熟成の実験をしていたらしい

お酒の雰囲気

はいー。今日ものんでますか~?

今日はいつもの感じではななく、こんなこともあるんだよ~という紹介です。
夢が広がるお話です。

ウイスキー娘は飲酒以外にも読書という趣味もあるのですが、宇宙物理学の本とか結構好きなのです
(ただし簡単なものに限りますが)。
いつも思うのですが、宇宙物理学は国語や算数と一緒で小学校からの必須科目にすべきだと思います。

で、そんな私が見つけました。

アードベッグが原酒を宇宙ステーションに送り出し、そこで3年間熟成させたという記事。

そんなことやってたんですね!
微小重力下で熟成させると味にどんな変化が起こるのか比較するために、同時に地上でも3年間熟成させたものを実際に飲んで比べたそうです!

実験の結果

結果は、
地上の方は、
アロマはウッディー、アードベッグ・スタイルを思わせる香りの中にヒマラヤスギの香りがほのかにする。
甘いスモーキーさと熟成されたバルサミコやレーズン、糖蜜のタフィー、バニラ、濃いオレンジを感じる。

「味は、口に含むとウッディ、バルサミコと共にフルーティーさ、炭、かすかな薬っぽさが鼻にぬけます。その後、優しいスモーク、タール、クリーミーなファッジの甘さの余韻が続きます」

そして、
宇宙ステーションの方は、
アロマは強烈な殺菌、ゴム、魚の燻製の香りと共に、興味深い香水の香り、例えばスミレかカシスのような。
そしてパワフルなウッディーなトーンを感じ、徐々に肉系のアロマへと変化していきます。

「味は、スモークされたプルーンやレーズン、砂糖漬けのプラムやチェリーのような果物、ピートのスモーク、ペパーミント、アニスシード、シナモン、ベーコンかヒッコリーでスモークされたハムを感じる。口の中に長く残る余韻としては、かすかにウッディー、薬用キャンディー、燻されたゴムを感じる」

だそうです。
重力から解放された物質の変化は当然重力下と異なるわけですから味は異なりますよね。

アードベッグの出した結論としては、2つのウイスキーの違いは著しく、継続的な分析によってこの異なった風味がどうして生まれたのかを解明したいし、
また、今回の実験は新しい風味の発展の可能性を感じられるものだった、とのことです。

→宇宙にいったアードベッグのもと記事はコチラ!

昔からのやり方を守っていながら、最先端の科学の力で味を追求する。
今の私たちの時代ならでわの贅沢な味の追求ですよね。

もしかしたら後何年もすれば、ウイスキーを宇宙で熟成させるのに、コストがかからなくなり、
宇宙で熟成させたウイスキーが私たちの口に簡単に入る日が来るかもしれません。
宇宙で熟成されるとどんな感じになるのか、飲めるなら飲んでみたいですよね!

そしてアードベッグ公式サイトで、この実験についての討論の動画が挙がっています。
聴きやすい英語なので、この動画もおすすめです!

※英語分からなくても動画内の風景をみながらアードベッグ飲むのがオススメです。雰囲気が良くていつもよりも10倍美味しく飲めると思います。

ちなみにこの実験の成功を記念してアードベッグ ガリレオという特別なアードベッグが発売されました。
ガリレオを飲みながら動画を見てもいいですね!

たまにはこういう広大な夢をつまみにウイスキーを飲むのもいいのではないでしょうか?

今日も最後までありがとうございました。
ご褒美に乾杯と行きましょう!Slàinte mhath!


今日の話に出てきたのはこちら!