ジェムソン公式オススメのジンジャーエール割を極める
今回も、私の大好きなウィスキーを楽しんでいきたいと思います。
ジェムソン スタンダード。独特のクセや主張がなく、カクテルにもあわせやすいウイスキーです。
飲みやすいので、飲みすぎ注意です。
目次
最適解が存在するウイスキー
ウイスキー娘の取扱説明書に書いてあるんですが、このブログでは「このウイスキーはこの飲み方がいいです」とか「このウイスキーはこの飲み方が一番美味しいです」とかっていうのは一切書きません。
何故なら、そんなもん書いてる人間の価値観の押し付けであって、それを読んでる人間の舌に必ずしも合うのかというと、そうではないからです。
ただ唯一「このウイスキーはこの飲み方がいいです」と言っても許されるのは作り手側がこう飲んでくださいと言っているものがある場合です。
作り手側が言っている飲み方は最適解として、広く公言してもいいと思うんです。
あまりそういった最適解が作り手側から提示されることは数多くないんですが、このジェムソン スタンダードは「ライムを絞ったジンジャーエール割」が公式でオススメされています。
ジェムソン スタンダードを買うとボトルネックに「ライムを絞ったジンジャーエール割」をオススメする首掛けPOPが引っ掛けられてます。
ゴリゴリに押してきてますね。
いつもはソーダ割フロート派の私ですが、そんなにゴリゴリに押すのなら押されてみようじゃないか、ということで今日は大人しくジンジャー割を楽しんでいきたいと思います。
ジンジャーエールなんとなくで選んでませんか?
いざジンジャー割を楽しもうと思うと用意しなければいけないのが、当然ですがジンジャーエール。
このジンジャーエール、種類あるんですがなんとなくで選んでたりしませんか?
大体はカナダドライ(写真の左)かウィルキンソン(写真の真ん中)の二択の人が多いと思います。
写真に載せた一番右のはフィーバーツリーです。プレミアムミキサー(ミキサーとは割材のこと)というカテゴリーを確立したブランドのジンジャーエールですね。
フィーバーツリーも近頃では割と浸透してきているんじゃないでしょうか?
大体の人が選びそうなこの3本。有名というのもありますし、手に入れやすさもポイントです。
定番のこれら3本のジンジャーエールをジェムソン公式オススメのジンジャー割に使って、それぞれ味の違いを見てみようと思います。
一応の作り方のおさらい
ジェムソン公式では、
ジェムソンとジンジャーエールを1対3の割合で注ぎ、軽く混ぜたら大きめのくし形に切ったライムを絞って、そのままグラスにイン!
https://www.jamesonwhiskey.com/ja-JP/
ということなんですが、表面にライムが浮いていると香りを感じられやすくて良いですね。
が、今回はジンジャーエールの比較なのでライムの香りが比較の邪魔にならないように、下に落として作っていこうと思います。
- グラスにライムを絞り入れる
- ジェムソンを注ぐ(最後の仕上がりでジェムソンとジンジャーエールが1:3になるような量で)
- ライムとジェムソンだけで軽く混ぜる(面倒ならスキップしてもいいです)
- 氷を入れる
- 氷に当てないようにジンジャーエールを注ぐ(氷に当てると炭酸が抜けやすくなるので注意)
- 全体を軽く混ぜる(ガシャガシャ混ぜると炭酸が抜けるので注意)
試飲していく!
作り方は全てのジンジャーエールで一貫して同じ作り方で、材料のジンジャーエールだけを変えて3種類作っていきます。
そしてお待ちかねの飲み比べですね。
グラスの数の関係でロックグラスで作ってますが、そこはご愛敬。
口が広いロックグラスなので炭酸が抜けやすいですが、それよりも先にテイスティングしてやりました!
ジンジャーエールだけだと…
ジンジャー割を飲む前に、「とりあえず生ー!」みたいなノリで「とりあえずジンジャーエール!」を飲み比べしてみました。
カナダドライ
良く飲む味。ジンジャーエールといったらコレ!っていうくらい違和感のない味。甘みも程よくあり、これだけで飲んでも全く問題のないジュース。
ウィルキンソン
まず、一口ごっくんと飲むと舌と喉がビリビリします。炭酸がビリビリするわけではなく、強いショウガの風味とスパイスでビリビリします。
これだけをジュースとして飲むにはショウガとスパイスがキツすぎますが、むしろショウガ好きの方にはこれがオススメです。
フィーバーツリー
さすが、プレミアムミキサーだけあって、これだけで飲むものではない味がします。
なんでしょう、はっきり言いましょうか?まずいです。
甘さがあまりなく、ショウガの風味はしっかりしています。だけどスパイススパイスしてないです。
でももう一度言います。まずいです。
ジンジャエール割で比べてみると…
では、ジンジャーエールの味見が終ったところで本命のジンジャー割を比べていきます。
ウィルキンソン
これはジンジャーエールだけで飲んだのと変わらず、ショウガとスパイスが効きまくったジンジャー割です。
ジェムソンの味と香りはウィルキンソンに圧倒されっぱなしですね。
ジンジャーエールが主役になった一杯です。
ショウガ好きの方にはこれが一番いいのではないでしょうか
カナダドライ
ジェムソンとカナダドライがお互いいい感じに調和してます。
ジェムソンが出過ぎているわけでもなく、カナダドライが主張しすぎてるわけでもなく。
とがったところがない味です。
万人受けする一杯です。
フィーバーツリー
フィーバーツリーだけで飲んだらあんなにまずかったのに、ジェムソンとライムが加わっただけでいきなり美味しくなりました。
もともと甘さが控えめだったからだと思いますが、ライムの爽やかな酸味が素直に味わえてショウガの香りもふわっとします。
他のジンジャー割と同じ割合で作っているのでアルコール度数は同じはずなんですが、
アルコールの重さを全く感じさせません。
爽やかな味とアルコールを感じさせない夏にピッタリの一杯です。
プレミアムミキサーなるものの実力をまざまざと見せつけられました。
普段適当に選んでいたかもしれないジンジャーエールは、比べると意外と違いがハッキリと出て面白いです。
因みに、私がバーテンダーをしていた時の店では、ウィルキンソンとカナダドライの2種類を用意していて、使い分けをしていました。
今回比べたこの3種類のジンジャー割の中だと、私はフィーバーツリーのが一番お気に入りでした。
自分好みのジンジャエールが見つからない?
Amazonに売っている全てのジンジャーエールを試しても自分好みのジンジャエールが見つからない場合はどうしたらいいでしょうか。
諦めるのか、断酒するのか、いっそのことロックで飲むのか。
いやいや、作ればいいんじゃないでしょうか?
目の前のウイスキーを自分が美味しいと思えるように全力を尽くして飲むのが、娘スタイルですからね。
フィーバーツリーのジンジャー割は結構気に入ったんですが、自分の理想のジンジャーエールというのも頭の中にはあります。
私の理想は
- ショウガの香りと辛みがあまり強くないもの
- スパイスの辛み・刺激がないもの
- 甘すぎないもの
です。
うむ…なんかお子様口ですなw
そんなお子様口の私向けにジンジャーエール作ってみようではないですか!
娘的ジンジャエール開発!
甘さとショウガ感を調整したいので、今回はジンジャーシロップを作ってそれを炭酸で割ることでジンジャエールにしようと思います。
シロップなら調整が楽々ですから。
そしてスパイスの辛み・刺激がないものということですごくシンプルなジンジャーシロップにしようと思います。
それでは、レッツラゴー!(古い)
材料はこちら!
- ショウガ 50g
- グラニュー糖 50g
- 水 120cc
- レモン 小さじ1
シンプルなシロップにするだけあって、材料もシンプルです!
ちなみに今回は、スーパーでたまたま新生姜が売っていたので、新生姜で作ります!
それでは早速作って行きましょー。レッツラゴー!(古い上にしつこい)
作り方
- ショウガは皮ごと使うので、しかっりと洗って汚れを落とす(洗ったら水分をきちんと拭き取る)
- ショウガを皮ごと薄くスライスする
- スライスしたショウガとグラニュー糖、お水をお鍋にかける
- 焦がさないように煮詰める
- 煮詰めたら火を止め、レモン汁を入れる
- ザルでこして耐熱容器に入れる
このショウガ50gのレシピだと完成するシロップの量は結構少ないです。なので、この比率をもとに4倍とかある程度の量を一度に作ることをおすすめします。
私は一度50gで作って、足りなかったのでさらにもう一度作りました。(この手間よ)
さっそく味見
完成したショウガのシロップをまずは、炭酸で割るだけにしてジンジャエールとして飲んでみます。
なんでちょっとピンクっぽい色が付いているのかというと…。
安心してください。赤カビとかで腐っているわけじゃないですから。
今回たまたま新生姜が売っていたので新生姜を使ったんですが、端っこがちょっと赤いですよね、新生姜。
その赤い部分を入れると私が作ったみたいに色がピンクっぽくなるようです。
これはこれで可愛いから、嬉しい誤算ですな。
そして肝心の味ですが…。
おいっしぃいいいいい。
思った以上に上手にできました!
内心シロップを煮詰めながら、どうせそんな大したもんはできないんだろうなぁとか思いながらお鍋とにらめっこしてたんですが、
ところがどっこい!
スパイスを入れていないのでショウガが何にも邪魔されず、純粋に味わえます。
スパイスとか入れないこのレシピの方が私は好きです。
ただ、意外とショウガの辛みは強いです。ビリビリきます。
これはもうちょっと弱くてもよかったかなと思います。
お子様口の私には刺激が強めでした。
このレシピだと甘さが控えめなので、炭酸で割ると余計にスッキリな飲み口で、
かなりオススメです。
甘めに作りたい方はお砂糖の割合を増やして調整をおすすめします。
お酒の割材としての手作りジンジャーエール用に作ったシロップでしたが、
暑い日に炭酸で割ってジンジャーエールとして飲むように作るのもアリです!
中々やるではないか、ショウガシロップよ。
こうなったら、ジェムソンと相まみえるがよい!
お主の実力、しかと見届けさせてもらうわっ!
っていう格闘系アニメの解説役が何故か一段上から目線で見てくる次回予告みたいなセリフを胸に抱きつつ、
行ってみましょう!ジェムソン公式オススメの「ライムを絞ったジンジャエール割」!
いざ!
デデンデンデデン!
いや、ロックグラスで申し訳ない。またもや諸事情でロックグラスで作ってしまいました。
でも大丈夫。炭酸が抜ける前に飲み切ったから!
さっきのジンジャーエールとして飲んだ時の量と同じだけのシロップだと、
ジェムソンに負けてショウガの香りも辛みも何もしないので、その倍を入れて作ってみました。
そして肝心のお味は…。
うっっまい!
控えめに言ってすんごい美味しいです。
シロップの量もちょうどよかったです。
ジェムソンもしっかり感じられて、
シロップは甘さ控えめとはいえ倍量入れたのでそこそこ甘みがありそれがライムの酸味とちょうどよくマッチして甘酸っぱくて、
ショウガのビリっとした辛みが爽やかです。
スパイスを入れて、シロップを作らなかったのでショウガの香りと辛みが邪魔されずにきます。
変なクセがなくて飲みやすい「ライムを絞ったジンジャー割」になりました。
市販のジンジャエールのしつこい甘さと違って、すっと引く甘さとライムの酸味、クセがない爽やかなショウガ。
買ってきたジンジャエール3本勝負しておいてなんですが、このシロップのジンジャーエール割が一番おいしかったです。
スパイスを入れずに作ったのが成功でした。
最後に
辛みは私にはちょっと強めでしたが、市販のジンジャエールよりこれが一番ショウガのショウガらしい良さが出ていて、
これこそジェムソンをジンジャーエールで割る意味が分かる一杯でした。
簡単に作れるので、ぜひぜひやってみてほしいです。
おこがましいですが、ジェムソンのお偉い方々にも試してほしいですね(多分もうやってるとは思うけども)。
今日も最後までありがとうございました。
ご褒美に乾杯と行きましょう!Slàinte mhath!
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